公開日2022.10.04
最終更新日2022.10.04
ネットサーフィンをしているときやURLを入力しているときに度々出てくるhttpというものをご存じですか?
きっと見たことがある方はたくさんいると思います。
では、「httpとはなに?」と聞かれたら、皆さんは答えられますか?おそらく即答できる方はあまりいないのではないでしょうか。
今回はそんなhttpについて調べてみたいと思います。
httpとは
HTTPとは、WebサーバとWebクライアントの間でデータの送受信を行うために用いられるプロトコル(通信規約)。Webページを構成するHTMLファイルや、ページに関連付けられたスタイルシート、スクリプト、画像、音声、動画などのファイルを、データ形式などのメタ情報を含めてやり取りすることができる。
https://e-words.jp/w/HTTP.html
・・・と言われても、ITの知識がなければ何が何だかわからないですよね。
簡単に言うと、インターネットでファイルのやり取りをするときの約束事(通信プロトコル)です。
通信プロトコルって?
約束事ってどういう意味?と思った方もいるでしょう。
例えば、私たちが普段おしゃべりをするとき、自分は日本語で話しているのに相手はちがう言語で話していたらどうなるでしょう?
مرحبًا. طقس لطيف ، أليس كذلك؟
なんて言ってるの!?
話が通じませんよね。
それと同じで、インターネットでも通信の仕方がみんなバラバラだとHPを見たり、メールを使ったりすることができません。そのため、「この通信をするときはこういう風にやろうね」と約束が決まっています。この約束=通信プロトコルです。
httpも通信プロトコルの1つで、ホームページを見るときに使う通信の約束事です。
プロトコルについて詳しくはこちらのおもてさんの記事を見ていただけるととても分かりやすく載っています。
ちなみに「Hyper Text Transfer Protocol」の略でhttpです。
URLとは
最初にhttpはURLを入力しているときにも出てくると言いましたが、URLって何?という方もいるかと思います。
URLとはそのwebページがどこにあるのかを表しているインターネット上の住所のようなもので、http://www.・・・等から始まる文字列のことです。アドレスとも呼ばれます。
URLはインターネット上のどこにそのwebサイトがあるか表しているものなので、きちんと構成が決まっています。
URLの構成については以下の通りです。
http
URLの先頭に来るhttpというのは通信規約(プロトコル)。このプロトコルを利用しているということを明記しています。他にもhttpsやftpが存在します。
www
wwwはWorld Wide Webの略でホスト名です。www以外のものを設定したりなしにしたりすることもできます。笑いを意味するネットスラングとは無関係です。
ドメイン
次に来るのが固有のドメイン。企業名やサイト名が入ります。ドメインにはアルファベット以外に固有言語を使用することも可能。ひらがなやカタカナ、漢字の企業名をドメインに使っているサイトを見たことがある方も多いはずです。日本語以外にもアラビア語や韓国語などもあります。
トップレベルドメイン
jpやcomなどがドメインの後ろに続きます。jpはJapanの略で日本で管理されているURLということ。ちなみにイギリスはuk、中国ではcnです。comの場合は商業用という意味。ドメインとトップレベルドメインの間に組織を表すcoや非営利法人を表すorが入ることもあります。
ファイル名等
これらの後にファイル名やページを表す文字列が続きます。
URLとは何のこと?PC初心者にもわかりやすく解説! | CHEWY
httpとhttpsの違い
http以外にも「https」というものを見たことがある方も多くいるのではないでしょうか。
このhttpとhttpsの違いってわかりますか?
この2つの違いは通信が暗号化されているかどうかです。
httpは暗号化されていないので、どんなことをしているのか、通信の内容を第三者が覗き見ることができてしまいます。
「そんなのは漫画の世界の話でしょ?そんなことできるのはごく一部の人だけでしょ?」
そう思っている方はいないでしょうか。いえいえ、決して関係ない話ではありません。
現在は誰でもインターネットが使えるようになり、それに伴い初心者用のハッキングツール等が簡単に手に入るようになりました。そのため、少し知識があれば暗号化されていない通信を覗き見ることはそう難しくありません。
例えば、誰かのブログを読んだりするだけなら、あなたの情報は何も入力していないのでhttpでも問題はありません。
ですが、お買い物サイト等では名前や住所やクレジットカード番号等様々な情報を入力しますよね。この時使っているサイトがhttpの場合、入力した個人情報やクレジットカード番号が第三者に盗み見られる可能性があります。
このようにどのサイトでどんな内容を入力したのかを知られてしまったり、個人情報を盗まれてしまう可能性があるため、注意しましょう。
一方httpsは通信が暗号化されているので、どのIPアドレスに接続しているかくらいしかわかりません。
なので大切な情報の通信をするwebサイトでは基本的にhttpsが利用されています。
httpsはhttpがセキュリティ上少し安全になったものと考えてください。
IPアドレスって?
インターネットでサイトを見たりメールの送受信をするなど通信をするときに必要なもので、スマートフォンやパソコン以外にも、ゲーム機やルーター、プリンター等インターネットに接続する機器に割り振られる電話番号のようなものです。
誰かと電話をするときには自分の電話番号と、相手の電話番号が必要なのと同じように、インターネットを使うときにはそれぞれの機器のIPアドレスが必要になります。
グローバルIPアドレス、プライベートIPアドレス、固定IPアドレス等々いくつかの種類があります。
最後に
今回は初心者でもわかりやすいようにざっくりとまとめてみましたが、もっと詳しく知りたい方がいたらぜひ調べてみてください。とても難しい分野ですが、奥が深くて面白いですよ。