【簡単解説】イーサネットってなぁに?LANとWANって?【CCNA試験範囲】

はじめまして。CCNA勉強中の元魚屋です。
CCNAとは、Cisco認定資格の中でも比較的簡単な資格で、Cisco Certified Network Associatenoの略称です。

とはいえ、IT業界に飛び込んだばかりの私にはハードル高い!!
知らない用語の理解や実機を用いての学習も必要ということなので、ひとつずつ確実に覚えていこうと思っております。
そこで今回は、試験範囲に含まれているイーサネットについてIT未経験の方でも分かりやすいよう簡単にまとめてみます。

正直私は、CCNAの勉強を始めるまでイーサネットの意味を知りませんでした(笑)

イーサネットとは

イーサネットは、LANや一部のWANの通信で利用される規格です。
接続方式やアクセス制御方式、扱うデータの形式、物理ケーブルの仕様などを規定しています。
イーサネットが登場し、有線接続の規格を定めたことで、メーカーの異なる機器同士でも接続できるようになりました。

この記事では有線と無線の違いLANケーブルの規格などもご説明していきます。

有線と無線の違い

読んでそのまま物理的な線を使ってるかどうかです(笑)
LANケーブルを使い、PCとルータやプリンタなどを繋いでるものが有線、ケーブルは使わずにWi-Fiに接続するのが無線です。

LANケーブル

ケーブルないほうがいいんじゃないの?
持ち運び楽だし!ケーブルで転ばないし!
えぇ、つい最近まで私も同じことを思ってました…!
次項では有線と無線のメリット・デメリットについてご紹介します。

有線接続のメリット

  • 安定しやすい
  • 速度がでやすい
  • セキュリティ強い

まず有線側のメリットですが、電気信号をケーブルに通してるので障害物や他の電子機器による電波障害を受けにくく、速度が安定します。
また、直接デバイス同士を繋いでいるため電波の盗聴なども起こりづらく、セキュリティ面も無線と比べて強いと考えてよいでしょう。

有線接続のデメリット

  • 持ち運びできない
  • ケーブル損傷による不具合
  • 配線の整理

逆にデメリットですが、デバイスが多くなると配線の整理が非常に面倒です。
面倒くさいのが苦手な私にはつらい!(笑)
持ち運びができないのも地味につらい!

またLANケーブルの寿命は20~30年と言われてますが、踏む・ねじれるなどの要因で、わずか数年で損傷するケースもあるようです。
もちろん損傷したら接続障害や、そもそも接続できなくなるリスクもあります。

無線接続のメリット

  • 持ち運びなど利便性
  • ケーブルを使用しないため、損傷を気にせずにすむ
  • 配線の整理が不要

そのまま有線接続のメリット・デメリットを入れ替えた結果となりました。

個人的にはメリットがどれもすごく魅力的です!
特に、私は配線整理が苦手なので、あえて太字にさせていただきました(笑)

無線接続のデメリット

  • 不安定(シチュエーションによる)
  • 速度がでない場合がある
  • セキュリティ若干弱い

デメリットに関しては、無線で電波を通信するため周波数によっては障害物や電子機器の電波障害を受け、速度が低下したり、通信が不安定になることがあります。

また、通信中の電波を盗聴されるセキュリティ面でのリスクも抱えています。
私なりの結論としましては、小型のデバイスや持ち運ぶものは無線接続。
据え置き機や大容量データのやりとりを行うなら有線接続がいいと思います。
オンラインゲームなどをする際も安定して速度がでる有線接続のほうが適しているといえます。

LANとWANの違い

LANとは

Local Area Networkの略で、限定的な範囲内でのネットワークのことを指します。
例をあげるなら、社内ネットワーク・学校内ネットワーク・家庭内ネットワークなどですね。
これらはデバイス間をLANケーブルや無線電波で接続し、相互にデータ通信を行います。

WANとは

Wide Area Networkの略で、ネットワーク同士を繋げ、非常に広い範囲でデータ通信を行います。
インターネットとほぼ同義と考えてよさそうです。
こちらは家庭内ネットワークの参考図です。
黄色い電波の範囲内で行われる通信がLAN通信で、ルータを通して遠く離れた端末と行う通信がWAN通信となります。

家庭内ネットワーク説明図

イーサネットLANのケーブル

イーサネットLANには大きく分類して3種類のケーブルがあります。

  1. 同軸ケーブル
  2. ツイストペアケーブル
  3. 光ファイバケーブル

同軸ケーブル

伝送用の銅線を絶縁体で囲んである同軸ケーブル
LANの他にもテレビのアンテナ用に使用されることもあります。

ツイストペアケーブル

銅線を2本ずつペアにしてより合わせてあるツイストペアケーブル
皆さんがLANケーブルと聞いて真っ先に想像するのはツイストペアケーブルだと思います。
2対4線式、4対8線式などがあります。
また、ノイズに強いシールド付きのSTP(Shielded Twisted Pair)とシールドなしのUTP(Unshielded Twisted Pair)があります。

光ファイバーケーブル

光信号を反射させて利用する光ファイバケーブル
光ファイバケーブルの登場で飛躍的に伝送距離が伸びました。
同軸ケーブルの伝送距離が100m程であるのに対し、光ファイバケーブルはなんと数十Kmもの伝送距離があるようです。

LANケーブルの規格

LANには様々な規格があり、ケーブルの種類の他にも伝送速度や伝送距離も定められています。
LANの規格に対応するケーブルを選択する必要があります。

LANケーブルのカテゴリ

カテゴリ5
(CAT5)
カテゴリ6
(CAT6)
カテゴリ6a
(CAT6a)
カテゴリ7
(CAT7)
カテゴリ8
(CAT8)
イーサネット規格100BASE-T1000BASE-TX10GBASE-T10GBASE-T40GBASE-T
伝送速度100Mbps1Gbps10Gbps10Gbps40Gbps
最大周波数100MHz250MHz500MHz600MHz2000MHz

各カテゴリの伝送速度と最大周波数

参照:【LANケーブル】CAT/カテゴリーとは何ですか? 何を選択すればいいですか? (elecom.co.jp)

まとめ

イーサネットはLANや一部WANの通信規格
様々な決まり事を作ってくれています。
分かりづらいようなら、LANとLANケーブルの決まり事=イーサネットと覚えていただいてもいいかもしれませんね。


Cisco | CCNA公式サイト

また、以下の記事ではCCNAの勉強法を紹介されてますので、よろしければご覧ください。

作者情報

魚屋からIT業界に転職しました。
コロナ禍で行けてないのですが、ダーツと麻雀が大好きで毎日のように通ってました!(笑)