働く女子のエンジニア道8

働く女性の未経験エンジニア道♯8 ~現場体験記・振り返り~

こんにちは。
最近、今後の自分のやりたい事を改めて考え始めている、もふもふです。
IT業務未経験からの転職後、気づけば今の現場での業務にも人間関係にもすっかり慣れ良い環境に恵まれていますが、「そろそろ次の新しいことにもチャレンジしてみたい!」そんな気持ちも芽生えてきました。

そこで今回は、自分がこれまで現場学んだことの振り返りを兼ねつつ、不安や不満に思ったこと、またそれをどのように解消してきたかをお伝えしたいと思います。
初めてIT業界に携わる方たちの参考にもなれば嬉しいです。

「現場への配属、自社との関わり」

まず、入社後最初に疑問に思ったのは「現場」という言葉。
これまで私は自分が面接を受けた会社で働く経験しかなかったので、再度面接を受け別の会社に行き働くという事が初めてだったため、とても戸惑いました。

また、私が行くことになった現場には同じ自社メンバーがおらず一人だったので、とても不安だったことを覚えています。
当時の私は転職直後で自社のメンバーとも関わりがないまま、すぐに別の会社に行きそこで新しいメンバーと働くという状態で、それはつまり・・・

「人の顔も名前も2倍覚えなきゃいけないじゃん!」

そんなことを考えていました。(笑)
しかし、「現場」という概念が自分の中になかっただけでIT業界では普通のこと、受け入れ先の会社も慣れておりすぐに業務にも人にも馴染むことができました。
参考までに、私が入った現場について簡単にご紹介します。

現場:<ITサポート事務>
勤務時間:9:00~18:00の8時間
休憩:60分間好きな時間にとれる。
就業日:月~金(土日祝・年末年始休み)※有給など休みも希望が通りやすい。
残業:月10時間以内。
必要スキル:Excel・Word・Outlook(文字入力ができる最低限のレベル)、
      社会人としての最低限のマナーや報連相。

また、IT業界では様々な契約形態があります。
大まかな契約の形を下の図にまとめて見たので、ご参考になればと思います。

自社と受託先との関係

さて、次は自社との関わりです。
自分が社員として契約をしてお給料をいただいているのは「自社」。
でも日々の業務や毎日顔を合わせるのは「現場」の方達で、だんだんと自社への意識が薄れてきます。
配属直後は営業担当からのフォローもあり、その後もオンラインを中心に定期的な打ち合わせや、任意参加でスキルアップのための勉強会などもありますが・・・
こればかりは 自分から興味を持ち関わっていくしかない!

未経験からIT業界に入った皆さんが戸惑うことが多いことでもあり、実は一番身につくこと(身につけた方がよいこと)はこの辺りの「 積極性」ではないでしょうか。
知識は勉強で身に付きますが、その知識を実際に生かせるかどうかには、やはり積極性は必要というのが私の結論です!(^^;)

「やりたい業務vs得意な業務?」

ところで、現場への参画はどのように決まるのか気になる方もいるかと思います。
所属している会社や自分のスキル、参画する案件の条件により細かい部分は異なりますが
ざっくりと言うと、自分の担当営業が間に入り、自分の要望やスキル=依頼したい会社との間で条件が致した会社との職場見学の設定調整が行われます。
自分の要望・スキル → 担当営業  ⇔ 現場営業

参画までの流れ

職場見学は法的な決まりがあり細かい部分に違いはありますが、面接とほぼ同じ「顔合わせ兼自己アピールの場」となります。
それはつまり・・・

「また面接受けなきゃいけないのか~(><)」

そんなことを考えていました。(笑)
しかし、ここでポイントになるのが、双方の「条件が合致」という部分。
つまり、自分の要望やスキルをどれだけ自分の担当営業が把握してくれているか?

スキルについては資格取得したら報告すれば把握はされますが、要望については自分から伝えない限り把握されません。
なので、どれだけ普段から自分の要望を伝えているかが重要
そういった理由からも、現場配属後に薄れがちになってしまう自社との関わりもとても大切と思います。
また、要望といっても、”仕事が楽で単価が高いもの”など無謀なものはさすがに通りません。しかし、

・未経験だけどやってみたい業務
・これまでの経験から得意な分野での業務
・通勤時間やリモート業務希望など勤務条件

などであれば、先方の求める人材の条件や募集タイミング次第で、自分の希望どおりの現場に入れることもあります。
私の場合は、望んでいた「未経験だけどやってみたい業務」とはタイミングが合わず、「得意な業務」の現場に入ることになりました。

「サポート事務では本当にIT知識は学べないのか?」

もともとはフロントエンジニアになりたい!と思い畑違いの業界から転職しこの業界に入ったのに、IT関連の会社とはいえ結局これまでの事務経験からITサポート事務の現場に入ることになりましたが・・・

果たして、事務では本当にIT知識は学べないのか?

答えはNO。
最初に書いた興味と積極性があれば、ITに関わる会社にいる限り吸収できるチャンスはいくらでもあると実感しました。
配属された現場では専用ツールが多々あるもの、ExcelやWordの最低限の知識や文字入力さえできれば指示された業務を行うことができ、言われたことだけをやっていたら特に進展はなかったのですが、
私は現在、VBAでツール作成を行ったり、sharepointでのポータルサイト作成なども行っています。
現場社内に専門部署があるが、依頼をすると時間がかかるorそこに依頼するまでではないがあったら便利なツールなど、普段の業務中に耳にした”周りの不満や実際に自分が作業をしていて面倒と感じたことを解決したい”と思ったことがきっかけでした。

未経験&無知ながらも調べながら作成し完成させた1つのVBAツールが始まりとなり、
「もしかしてこういのもできない?」」という相談を受けるようになり、
そこから今自分が勉強していることややってみたいことなどを伝える機会も増え情報が広がり、その結果、興味があったウェブサイト作成の一部に関わる機会もいただけました。

また、この実務経験で学んだことをきっかけに、マイクロソフトオフィススペシャリスト(通称MOS)のExcel やVBAの資格を取得したのですが、 自社の資格取得制度により受講料が返ってきて実質¥0で自分のスキルアップにつなげることができたのもラッキーでした!
このように、ITサポート事務業務では、直接ツール作成など”教えてもらう機会”は少ないかもしれませんが、ツールや用語を聞いたり目にする場面は多いので、自分から”関わるチャンスをつくる機会”はいくらでもあると思います!

「まとめ」

普段の作業の中から出てくる不安や不満、何気なく行っている作業に興味を持ち積極的に関わっていくことで、沢山のことを吸収できる機会に繋がると思います。
また、IT関連の仕事に関わらず自分が学んでいることや興味があることを周りに伝えることは、スキルアップのきっかけ作りにもなるので、絶対オススメします!
今回の体験記で、資格を取ってから現場で実務を行うだけでなく、実務経験から資格を取得というパターンもあるということがお伝えできたら嬉しいです。

「今回のおさらいワード

不安や不満:「不」を取ると、安心や満足になる!次への課題(ネタ)と思おう!
興味を持ち関わる:好きなことって言われなくても興味を持つけど・・・仕事や勉強にも自然に興味を持てたらいいのにね!
積極性:IT業界に関わらず、大事!
資格取得制度:会社推奨の資格に合格すると自社から受験時の費用が貰える。実質無料で自分のスキルアップができる嬉しい制度。使わないと損!

作者情報

プライベートは温泉と美味しいご飯そして面白いネタを求め、仕事ではWEBエンジニアを目指し冒険中。
そのままライブに行ける好きな服で仕事をしたい、リモートワークに憧れるエンジニア女子(LV.1)