こんにちは!よしをです。
IT業界に身を置いて5年が経ち、大半を金融系SEとして過ごしてきました。
今回は『そもそも金融系SEとは』というところから、『仕事内容』や『魅力』について紹介します。

金融系システムエンジニアとは

会議室で会議をしている社員の写真

金融系のシステムエンジニア(SE)とは、金融業界に関わるシステムを担当するエンジニアを指します。

金融業界といっても、大きく分類すると銀行保険会社証券会社に分けられ、
銀行の中にはメガバンクや地方銀行、ネット銀行などの様々な顧客とシステムが存在します。そのため、仕事内容や必要となるスキルについては担当する業種やシステムによって異なります。

今回は、私が経験してきた銀行システムのSEについて紹介していきます。

仕事内容

ノートパソコンを使用してデータを入力している写真

銀行システムは大きく3種類に分類されます。

  1. 勘定系システム
    銀行の三大業務である預金・融資・為替業務を支えているメインとなるシステムです。
     
  2. 情報系システム
    勘定系システムなどで処理された情報をもとに、マーケティング等に活用するためのデータ加工や分析を支援するシステムです。
     
  3. その他(周辺系)システム
    ATM関連のシステムや事務業務を行う営業店システムなどがあります。

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 事例・コラム|
銀行のITシステムを分かり易く解説 第1回 銀行のITシステム全体像と市場系システム概要 参考

 
SEの業務として、上記3システムの開発・運用・保守があげられます。
私は基盤(インフラ)担当として『情報系システムの開発・保守』に携わり、以下の仕事を行っていました。
 

システム更改

今あるシステムを見直してより良いシステムを作ることです。
長く使われていたシステムの再構築や機能拡張のための更改、サーバ自体の保守契約切れに伴う更改など、様々な要因があります。

システム開発/ツール開発

エンドユーザーが使用するアプリケーションではなく、主に運用・保守担当が使用するためのシステムやツールを作成しました。

定例保守業務

リソース監視やバックアップなど、稼働中のサーバやシステムの監視・メンテナンスを行いました。

障害対応

稼働中のサーバやシステムで障害が発生した場合に、原因調査や対応検討など、
速やかに元のシステムを復旧させるための対応を行いました。

現場の実態

広々とした人のいない会議室の写真

勤務場所

基本的には常駐になるかと思います。
金融系のWebサイト構築やアプリケーション開発などの中にはリモート業務がある可能性はありますが、取り扱うデータが社外に持ち出せない秘密情報のため、セキュリティの観点から客先や協力会社のオフィスでの常駐が多くなっています。

労働時間

定時は顧客の勤務時間に合わせる現場がほとんどだと思います(8時30分や9時から勤務開始が多いイメージ)。運用・保守についてはシフト制を取り入れている現場もあります。
金融系SEは激務だ、きついと思われることが多いですが、実際は「毎日終電まで残業」のようなことはありません。システム開発の工程によっては残業が続く期間もありますが、36協定や業界全体が残業を減らす方向へ向かっていることもあり、長時間労働が正義といった風潮は過去の遺物となってきています。
また、システムやアプリケーションのリリース前では、夜間の対応を行う場合がありますが、こちらも無茶苦茶なスケジュールで働くことはないので安心してよいと思います。

労働環境

Web系ほど服装が自由であるといったことは少ないですが、男性女性どちらもビジネスカジュアルOKであったり、堅苦しすぎない職場が多いと思います。一部のセキュリティの厳しい現場では、携帯の持ち込み禁止(ロッカーに預ける)などもありますが…
また、仕事が落ち着いていれば問題なく休暇が取れたりと、ワークライフバランスが実現できていると思います。

給与面

国税庁の実施している令和元年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-によると、給与所得者全体の平均給与は436万円であるのに対して、金融業・保険業の平均給与は627万円となっておます。
金融系SE及び金融業界は、顧客情報などの機密性の高いデータを取り扱う非常に複雑で重要な仕事を行っているため、業界全体としての平均年収も相対的に高くなっています。

 
現場によって様々な環境があります。
気になる点については現場を経験している社員の方に聞いてみるとよいかもしれません。

必要なスキル

ハサミやペンチなどの工具が並んでいる画像

正確な仕事ができる

金融系SEの仕事を行う上で大切なスキルの一つです。
金融業界のシステムでは個人情報や資産に関わる機密情報を取り扱うことが多いため、ちょっとした間違いが大きな問題になることもあります。
システム内の設定一つ変更する際にも、「なぜ変更する必要があるのか」「変更することでどういった影響が出るか」を考え、責任感をもって仕事を行う必要があります。

コミュニケーションが取れる

金融系に限らず、SEの仕事はパソコンに向かって一人で黙々と作業するだけではありません。チーム内で作業を分担して行うことも多々ありますし、作業方針のすり合わせも重要になります。他チームの人との連携や顧客からの問い合わせなども発生するかもしれません。
個人作業ではなく、常にコミュニケーションを取りながら進めるチーム作業であることを頭に入れておく必要があります。

技術的なスキル、知識がある

アプリケーション開発であれば、プログラム開発でコーディングをする場合がありますし、基盤系を目指すのであれば、サーバやネットワークの知識などを求められることがあります。
また、ドキュメント作成などではExcelやWord、PowerPointなどのソフトを使用することになります。
必ずしもすべて身につけている必要はありませんが、自分の目指す仕事でどんなスキルが必要とされているかを理解し、習得する努力を行っておくとよいと思います。

最後に

私が思う金融系SEの魅力は、以下の3つになります。

  1. ミッションクリティカルな社会インフラを支えるやりがいがある
     
  2. 技術的なスキルに加えてヒューマンスキルも身につけることができる
     
  3. インターネットバンキングやキャッシュレス化の拡大などにより今後も需要が高まり、エンジニアとしての将来性も期待できる

 
少しでも金融系SEに興味がある方やこの記事を見て興味が出た方は、担当営業に相談してみましょう。現在のスキルで参画できる案件を紹介してくれたり、身につけるべき知識やスキルを理解するきっかけになります。
自分の気持ちをアウトプットして、できることから着実にチャレンジしていきましょう。

作者情報
Web系勉強中のエンジニアです。スポーツとゲームが大好きです。
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