【初心者向けAdobe資格】アドビ認定プロフェッショナル【意味はある?】

はじめまして、もかすんです!
”好きなことは創作活動!趣味は絵を描くこと!夢はwebデザイナー!”をモットーにしています。未経験からIT業界に入り、webデザイナーになるために現在は勉強の日々です。難しいことだらけですが、新しいことを学ぶのは楽しいので充実した毎日を送っています。

今回は私と同じ、
未経験からwebデザイナーになる」という夢を持つ同志の方々に、
アドビ認定プロフェッショナル」という資格についてご説明します!

初耳の方、悩んでいる方は要チェックです!

「アドビ認定プロフェッショナル」とは何か?

アドビ認定プロフェッショナルとは、ずばり!
Adobe製品のPhotoshop、illustrator、Premiere Proの基本的な知識とスキルを証明できる国際資格」です!
アドビ社が公認している国際資格のため、海外にも生かせる資格になります。

アドビ認定プロフェッショナルのホームページのホーム画面の画像

ホームページ:アドビ認定プロフェッショナル/Adobe Certified Professional

「アドビ認定アソシエイト」は「アドビ認定プロフェッショナル」の旧称

また、調べていると「アドビ認定アソシエイト」というキーワードをちらほら見かけると思われます。
それは何故か…ずばり!
「アドビ認定アソシエイト」は「アドビ認定プロフェッショナル」の旧称だからです!

2021年6月から、現在の「アドビ認定プロフェッショナル」という名称に変更しました。それ以前は旧称の、「アドビ認定アソシエイト」を使用していたのでキーワードによく出てくるというわけです。

資格は必要?意味があるの?

結論から言えば、意味はあります
主な理由として、以下の3点があげられます。

  • 国際資格であり、海外でも生かせる。
  • Adobeソフトの基本的知識、スキルがあることを証明できる。
  • 取得とともに知識や操作を学べるため未経験者におすすめ。

一番の利点は国際資格である点でしょうか。
将来、突然海外で仕事をすることになっても、資格を取り直す必要がなく自分のスキルを主張できるのは有利ですよね。
また、基本的な知識やスキルを証明する試験なので、試験の難易度もそれほど高くなく初心者向けともいえます!
資格試験の勉強をしながら、知識や操作を学べるので一石二鳥ですね。

Comment!
未経験の立場では、専門的なスキルの把握や説明をすることはとても難しいですよね…
「面接の時、自分のスキルをどう説明しよう…」
そんな時、この資格があるだけで難しい説明をせずにスキルがあることが伝わります!
 また、これはこの資格に限ったことではないですが、資格を持つことによって、
「恐らく自分はこれくらいのスキルを持ってるだろう…」という抽象的な認識ではなく、
「確実に自分はこのスキルを持っている!」という具体的な認識ができることによって、
自分に自信を持つことにも繋がります。

「アドビ認定エキスパート」との違いは?

色鉛筆とQ&Aと書かれたメモの写真

アドビ認定エキスパート
アドビの資格について調べていると、このキーワード、よく見かけると思います。
この、アドビ認定エキスパートという資格が一体何なのか…
ずばり!「Adobeの各製品ごとの専門的スキルを認定する民間資格」です。

「アドビ認定プロフェッショナル」との主な違いをまとめてみました。

  • 民間資格であること(日本国内のみ有効)
  • 各ソフトの専門的なスキルを証明するもの(3つのレベルがある)
  • Photoshop、Illustrator、Premiere Proに加え、他のアドビ製品(InDesign、After Effectなど)の認定試験がある

民間資格なので、海外ではスキルが証明できません
つまり、将来海外で仕事するとなった場合、現地で再度取り直す必要があります。
また、専門的なスキルを証明する資格のため、プロフェッショナルと比べると難易度は高いです(三段階のレベルが存在しています)。
他の特徴としては、アドビ認定プロフェッショナルと比べて受験できるアドビ製品が多いという点が上げられます。

以上のことから、「アドビ認定エキスパート」は「アドビ認定プロフェッショナル」と全くとして異なる資格であることが分かります。

Warning!
「アドビ認定エキスパート」
以前は、日本の特設会場で日本語で受験できましたが、
2021年の現在日本語での試験は廃止され、英語でしか受験ができません
受験を希望する際はお気をつけください。事前調査をしっかりと行いましょう!

資格試験について

ここまで読んで頂いて、「アドビ認定プロフェッショナル」がどういう資格なのか、概ね理解できたかなと思います。
ここからは、試験の概要について説明していこうと思います。

試験科目

Visual Design using Adobe Photoshop CC 2020
(対応ソフト:Adobe Photoshop)

Graphic Design & Illustration Using Adobe Illustrator CC 2020
(対応ソフト:Adobe Illustrator)

Digital Video Using Adobe Premiere Pro CC 2020
(対応ソフト:Adobe Premiere Pro)

試験概要

項目内容
問題数30問前後
出題形式選択肢形式、ドロップダウンリスト形式、クリック形式、
ドラッグ&ドロップ形式、操作問題※1
試験の形態試験はすべて、コンピュータ上で実施するCBT(Computer
Based Testing)形式
試験時間50分
受験料(一般価格)10,780円(税込)
(学割価格) 8,580円(税込)※2
補足※1 操作問題は、実際にアプリケーションを操作する実技試験と
なります。
※2 学生の方は受験当日に、必ず学生証をご持参ください。

引用元:アドビ認定プロフェッショナル/Adobe Certified Professional

項目内容
試験日全国の試験会場で実施
試験会場試験会場ごとに設定
受験資格年齢・国籍を問わず誰でも受験可能。
未成年の方は、保護者の同意を得ること。

(参考元:アドビ認定プロフェッショナル/Adobe Certified Professional

試験範囲

Visual Design using Adobe Photoshop CC 2020

大項目小項目
1.デザイン業界で働く・デザインの基本原則
・著作権・ライセンスについての基礎など
2.プロジェクト環境の設定と
インターフェイス
・ドキュメントの設定と作成
・作業画面、ツールの管理など
3.ドキュメントの整理・レイヤー操作
・編集方法の違いへの理解など
4.視覚的要素の作成と変更・ツールの操作
・画像やメディアの変換
・フィルターやスタイルの使用など
5.デジタルメディアの公開・ファイルの書き出し・保存など

(参考元:アドビ認定プロフェッショナル/Adobe Certified Professional

Graphic Design & Illustration Using Adobe Illustrator CC 2020

大項目小項目
1.デザイン業界で働く・デザインの基本原則
・著作権・ライセンスについての基礎など
2.プロジェクト環境の設定と
インターフェイス
・ドキュメントの設定と作成
・作業画面、ツールの管理など
3.ドキュメントの整理・レイヤー操作
・編集方法の違いへの理解など
4.視覚的要素の作成と変更・ツールの操作
・画像やメディアの変換
・フィルターやスタイルの使用など
5.デジタルメディアの公開・ファイルの書き出し・保存など

(参考元:アドビ認定プロフェッショナル/Adobe Certified Professional

Digital Video Using Adobe Premiere Pro CC 2020

大項目小項目
1.映像業界で働く・デザインの基本原則
・著作権・ライセンスについての基礎など
2.プロジェクトの環境設定
とインターフェース
・適切なプロジェクトの設定
・ワークスペースの整理、カスタマイズなど
3.ビデオプロジェクトを整える・タイムラインパネルの使用
・トラック表示
・オーディオの音量変更など
4.視覚的要素の作成と変更・ツールの操作
・デジタルメディアの変換
・シーケンス内の変更、管理など
 5.デジタルメディアの公開・動画・音声シーケンスの書き出し
やアーカイブなど

(参考元:アドビ認定プロフェッショナル/Adobe Certified Professional

受験の流れ

1:試験の申し込み
  専用ページから試験会場を探し、直接申し込む。

2:受験者IDの登録
  必須。※事前登録できない場合は試験当日に会場で登録する。

3:試験当日
  持ち物や注意事項などはホームページでご確認ください。

4:試験結果
  試験終了直後に判定されます。合格の場合、デジタル認定証が発行されます。

(参考元:アドビ認定プロフェッショナル/Adobe Certified Professional

勉強方法

アドビ認定プロフェッショナルの勉強方法についてですが、
教材を購入するなどして独学する」方法と、「スクールなどで講座を受講して学習する」方法の2通りあります。

資格の公式ホームページに、学習用の教材や試験の対策講座を実施しているスクールについて記載されていますので利用してみてはいかがでしょうか。また、ホームページには試験のサンプル問題もあるので、どのような問題が出されるのか試しに確認することをおススメします。

ホームページ:アドビ認定プロフェッショナル/Adobe Certified Professional

その他のAdobeの資格について

 資格の説明をしている中で、「アドビ認定プロフェッショナル」という資格によく似た、「アドビ認定エキスパート」という資格もあると説明しましたが…実は、Adobe製品に関する資格はこの他にもあります
 それはずばり!「Photoshop®クリエイター能力認定試験」と「Illustrator®クリエイター能力認定試験」という資格です!

「アドビ認定プロフェッショナル」とは下のような違いがあります。

  • 主催がソフトウェア活用能力認定委員会
    (アドビ認定プロフェッショナルはアドビ社が主催)
  • 民間資格である
    (アドビ認定プロフェッショナルは国際資格
  • エキスパートとスタンダードの二種類ある
    (アドビ認定プロフェッショナルは一種類のみ

 資格試験の内容について軽く説明するので、アドビ認定プロフェッショナルを取得した方、興味がある方は是非チャレンジしてみてください!
 ※ここに記載していない詳しい内容は、URL先の資格試験の公式ホームページに記載されています。ご自身でご確認ください。

Photoshop®クリエイター能力認定試験

試験目的
画像編集技術に関する知識を有し、Photoshop®を駆使して、提示されたテーマ・素材から、仕様に従ってコンテンツを制作する能力を認定します。

試験内容
<エキスパート>
Photoshop®を活用し、クライアントのニーズに対応した創造性の高いコンテンツ制作ができる。
●デザインコンセプトや表現の目的に応じて適切な機能を選択し、表現できる。
●DTP/Web デザインに関する基本的な知識がある。

<スタンダード>
Photoshop®を活用し、指示通りの作業を正確かつ合理的に行う事ができる。
●作業指示書に基づいた制作ができる。
●Photoshop®の基本的な操作ができる。

受験料
<エキスパート> 8,600円
<スタンダード> 7,600円

試験時間
<エキスパート> (第一部)50分 +(第二部)90分
<スタンダード> (第一部)40分 +(第二部)90分
(引用元:Photoshop®クリエイター能力認定試験

Illustrator®クリエイター能力認定試験

試験目的
ドキュメントデザイン技術に関する知識を有し、Illustrator®を駆使して、
提示されたテーマ・素材から、仕様に従ってコンテンツを制作する能力を認定します。

試験内容
<エキスパート>
Illustrator®を活用し、クライアントのニーズに対応した創造性の高いコンテンツ制作ができる。
・デザインコンセプトや表現の目的に応じて適切な機能を選択し、表現できる。
・DTP/Webデザインに関する基本的な知識がある。

<スタンダード>
Illustrator®を活用し、指示通りの作業を正確かつ合理的に行う事ができる。
・作業指示書に基づいた制作ができる。
・Illustrator®の基本的な操作ができる。

受験料
<エキスパート> 8,600円
<スタンダード> 7,600円

試験時間
<エキスパート> (第一部)50分 +(第二部)90分
<スタンダード> (第一部)40分 +(第二部)90分
(引用元:Illustrator®クリエイター能力認定試験

最後に

カフェで資格の勉強をしているスーツの女性の写真

いかがでしたでしょうか?
今回、記事を書いた動機としては私自身が、こういう記事が欲しい!と思ったからです。「アドビ認定プロフェッショナル」という資格に興味を持った時、似たような名称や内容の資格が多く、違いを理解するのに時間がかかりました。その時、「この資格を沢山の人に知ってもらいたいから、わかりやすくまとめてもっと認知してもらおう!」と思ったのがきっかけです。

記事を読んで、少しでも「アドビ認定プロフェッショナル」という資格について興味を持っていただけたのなら幸いです。興味を持った方は、臆せずぜひ受験してみてください!

また「アドビ認定プロフェッショナル」を目指すなら、Adobe Creative Cloud の使用も重要。こちらの記事もぜひ読んでみてください!

作者情報

創作活動が好きなIT未経験。夢はサポートデスク、webデザイナーの二刀流。最近の悩みは「語彙力がないこと」「ホラーというジャンルが好きなのに、心身に影響するため安易に見れないこと」。