公開日2021.04.21
最終更新日2022.10.04
AIやロボット技術の発達、IoT、5Gなど私たちの暮らしをより良いものにしていく科学技術は大きく進歩しています。その分、最新技術を活用するために私たち自身にも多くの知識やスキルが求められています。
これからの社会を担っていく子どもたちへの教育も変わっていく中、今注目されているSTEAM教育と実践するにあたりお勧めしたい電気工作キット~ELEKIT~について紹介をしていきます。
STEAM教育とは
STEM教育とSTEAM教育
「STEM教育は聞いたことがあるけれど、STE”A”M教育は聞いたことがない…。」という方もいると思います。そもそもSTE”A”M教育はSTEM教育から派生した言葉です。
STEMとは科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)の4つの英単語の頭文字をつなげた言葉です。教育分野の総称を意味し、1990年代にアメリカで始まった教育モデルです。
STEM(ステム)教育
科学(Science)
技術(Technology)
工学(Engineering)
数学(Mathematics)
STEAM(スティーム)教育
科学(Science)
技術(Technology)
工学(Engineering)
芸術、教養(Art、Arts)
数学(Mathematics)
STEAM教育とは
STEAM教育はSTEMの4つの単語に芸術(Art)または教養(Arts)の頭文字”A”を加えた言葉です。教科にとらわれることなく分野をまたいだ学習を行うことができます。自分で学び、自分で理解していく子どもを育てることができます。「創造力」「問題解決能力」「自ら取り組む姿勢」を強くできる、今注目されている教育モデルです。詳しくは知りたい方はこちらの記事をチェックしてください!
「STEAM教育ってなに?ワクワクを軸にした次世代の“学び”を解説【保存版】」STEAM JAPAN
なぜ注目されているのか
これからの社会(Society 5.0)で私たちが求められるもの
近年、社会のあり方は大きく変化しています。現在の情報社会(Society 4.0)の問題をIoT(Internet of Things)や人工知能(AI)、ロボット技術で補った人間中心の社会(Society 5.0)に変わろうとしています。
「Society 5.0」内閣府
これからの社会(Society 5.0)で実現する社会を生きていくためには多くのスキルが求められます。
共通してもとめられるスキル
- 文章、情報を正確に読み解く
- 科学的に思考する
- 価値を生み出す力
- 好奇心、探求力
「Society 5.0に向けた人材育成 ~社会が変わる、学びが変わる~ (概要)」文部科学省
STEAM教育が解決してくれる!
これからの社会(Society 5.0)では、IoTで全ての人とモノがつながり、知識や情報が共有され、人工知能(AI)により、必要な情報が必要な時に提供されるようになります。そしてロボット技術もさら進歩していきます。いままでにない新しい技術を最大限に活用し、新しい社会に求められる人材像に近づくためには、「創造力」や「問題解決能力」が重要になります。そのため、STEAM教育はこれからの社会に必要不可欠なのです。
私たちの現場と課題
しかし、STEAM教育を取り入れるためには課題が山積みです。
日本教育の現場で、これから求められてくる力を最大限に引き出せるかというと、まだまだ「そうだ!」とは言えない状態です…。
従来の日本教育
今まで(現在)の日本教育はこれからの社会にまだまだ適応できていません。現在の親世代(30〜40代)の方はよりイメージしやすいのではないでしょうか。決まった課題をこなし、決まった答えを導き出すというのが昔から行われてきた学習のスタイルです。
今までの教育
- 生徒が受け身の姿勢で参加する授業
- 同じペースでの授業
- 児童それぞれの学習の内容が学校、家庭、学習塾の間で分断されている
受け身スタイルの授業では、”自分で学び、自分で理解していく子どもを育てる”ことはできません。
今後、日本教育を変えていくためにも導入が急がれます。
諸外国のSTEM教育/STEAM教育への取り組み
アメリカを含む諸外国では、STEM教育を10年以上前から国策として積極的に取り入れています。
しかし日本ではまだまだ取り組みが遅く、2020年度になってプログラミング教育が必修化されたばかりです。周りの国と比べてSTEAM教育の導入が一歩出遅れている状態です。
「諸外国の政府におけるSTEM人材戦略の取組①」文部科学省
IT人材の不足
経済産業省からの発表によると、AIやIoT、ロボット技術を扱う”IT人材”は2030年には約45万人不足してしまうことが予測されています。そのため国は、STEAM教育の実践系であるプログラミング教育を推奨し、学校教育へ導入を進めています。
「子供向けプログラミング教育の 現状に関する調査研究の請負 成果報告書 」総務省
STEAM教育とELEKIT
STEAM教育はどうすれば実践できるの?
STEAM教育はどうすれば実践できるのでしょうか?学校教育でも日々導入が進められているプログラミング教育の他にも、ロボットの組み立てからもアプローチすることができます。
プログラミング教育は国が推奨していることもあり、子ども向けプログラミング教育市場規模は近年拡大していて、専門の塾なども多数開校しています。
「2020年 子ども向けプログラミング教育市場調査」プログラミング教育ポータル「コエテコ」×船井総研
専門の塾もよいとは思いますが、月謝の心配や新しい教育モデルに不安を感じる方も多いと思います。そんな方たちにおすすめしたいのがELEKIT(エレキット)です。
電気工作キット -ELEKIT-
ELEKITはロボット工作、プログラミング学習、エコエネルギー工作など目的に応じた様々な種類を取り扱っている電気工作キットです。プログラミングフォロやビットさんなどの商品はロボットの組み立てとプログラミング学習の二つが行えるのでSTEAM教育の実践にピッタリです!ロボットマートで販売しています。
ELEKITのおすすめポイント
ポイント①組み立てが簡単
ロボットの組み立てと聞いて、組み立てがうまくいくか心配する人も多いと思います。ELEKITには、わかりやすい説明書が同封されていてスムーズに組み立てをすることができます。
ポイント②愛着のわくデザイン
ELEKITシリーズのロボットたちは子どもが好むかわいらしいデザインが多くあります。作るだけではなく、長く遊べる、プログラミング学習が出来ること間違いなしです!
ポイント③お手頃な値段
プログラミング学習用のロボットは高額なものが多く、手が出しづらい印象です。しかしエレキットはロボットの組み立てもプログラミング学習もできてお手頃な値段で入手することができます。
詳しくはELEKIT公式ページをチェック!
最後に
これからの時代に求められるスキルはたくさんあります。しかしそのスキルを学ぶための土壌が出来上がっているとは言えない状態です。今注目されているSTEAM教育をELEKTで実践して、「創造力」「問題解決能力」「自ら取り組む姿勢」を伸ばしていきましょう!