公開日2021.03.10
最終更新日2022.10.04
みなさんこんにちは。
突然ですが、テレビのCMやインターネット、電車の広告などで目にする5Gネットワークの普及が進むと私たちの生活にどんな変化があるかご存じですか?
今回は日本でも導入され始めた5Gネットワークがもたらす生活の変化についてまとめていきたいと思います!
そもそも5Gって何?
まず、最近になってよく聞く5Gですが、そもそもどんなものなのかというお話です。
第5世代を意味する5G。
5Gとは – NTTドコモ
5Gの進化を交通手段で例えると、クルマでの移動が飛行機になったようなもの。
より速く、より多くの荷物を最短距離で運べるようになったのです。
5Gが始まると、今よりタイムラグがなくなり、さらに多くの通信ができ、身の回りのいろいろなものがインターネットにつなげられるようになるんです。
引用にあります「進化」ですが、どのくらい進化したのか、わかりやすくするため現在普及している4G LTEと比較して解説いたします。
通信速度
例えば、2時間の映画をスマートフォンにダウンロードするとします。
従来の4Gでダウンロードするのに、およそ5分かかっていたものが、5Gになると3秒でダウンロードできます!
4Gと比べ、100倍も早く通信することができるのです。
同時接続数
4Gの場合、スマートフォンやパソコン、周辺機器の接続が多くても数台の接続が限界でした。しかし、5Gでは、約100個の端末に同時で接続することが可能になるのです!
遅延(タイムラグ)
4Gでは、およそ0.01秒のタイムラグがありました。
5Gでは、このタイムラグが0.001秒と10倍精度が上がります。
数字だけ見ると4Gだってタイムラグないじゃん!と思いますよね。
普段の生活ではこのタイムラグで大きな問題が生じることはありませんが、ロボットの遠隔操作やIoTなどの精密な操作をリアルタイムで実現できるため有用性が高まります。
IoTに関して詳しく知りたい方はこちら!
ここまでで5Gのすごさは十分に伝わったのではないでしょうか。
続いて、一番身近に5Gが感じられるスマートフォンの使用可能エリアについてお話いたします!
参考資料:第5世代移動通信システム(5G)の今と将来展望(総務省)
利用可能エリアはどのくらい?
2020年3月からNTTドコモでサービスを開始してからKDDI・ソフトバンクもサービスを開始し、2020年9月には楽天モバイルもサービスを開始し少し身近になった5Gですが、現在はどの地域で使用することができるのでしょうか?
キャリアによって、異なりますが一部地域での使用は可能ですが、全国どこでも使用可能かといわれるとまだ難しいようです。
キャリアごとに使用可能地域が確認できるようになっておりますので、ご自身がお住まいの地域で使用可能か調べてみましょう。
この5Gが今後の生活にどのような変化をもたらすのか、分野別にご紹介いたします。
1. 医療が変わる


一つ目に医療です。
たとえば、小さな病院しかない島に住む方の様態が急変し、本州にある大きな病院へ、ヘリコプターに乗ってあるいは船で患者さんを運びます。
しかし病院に到着するまでに病状が悪化して間に合わないかもしれない!
そんなとき5Gが活躍します!移動中でも、今まで以上にタイムラグが少ない通信が可能となる5Gを活用すれば、ヘリコプターや船の中でも遠隔で緊急手術をすることが可能になるのです!
2. 仕事のやり方が変わる

次に仕事です。今回取り上げるのは、農業と建設業です。
この二つにはある共通点があります。それは就業者の高齢化です。若い働き手がおらず、高齢になっても続けざるを得ない環境にあります。
これらの問題も5Gがあれば解決します!
IoTやIT技術が進歩し、ドローンや無人運転などで自宅にいながら農作業や建設作業を行うことが可能となるのです。
3. 事故・災害が変わる


IoTやIT技術が進歩することで仕事が変わりますが、同様に事故・災害も変わります。
無人運転が可能となれば、交通事故の発生を未然に防ぐことが可能ですし、ドローンや遠隔操作型のロボットなどの活用により、自然災害発生後の状況の把握がより迅速になります。
4. 買い物が変わる


こちらもIoTやIT技術に関わることです。レジの無人化や、品出しを遠隔操作、AIで行うことで買い物時に人と会うことが少なくなるのではないかと予想されます。
弊社の事業の一つとして、現在無人コンビニROBOT MARTの運営を行っております!興味のある方は、こちらより詳細をご覧ください。
まとめ
5Gがもたらす、私たちの生活の変化はまだまだ構想中のものや実現されていないものもありますが、数年後、数十年後には実現されているかもしれません。
暗い話題の多い世の中ではございますが、こんな風になればいいなと考えてみるのも悪くないかもしれませんね。
最後までご覧いただきありがとうございました!