5Gも利用が開始され様々な機関で期待されていますが、今の時期だからこそもっと高めたいセキュリティ意識

Q.インターネット利用には、自分で安全対策する必要性を感じている。
A.「とてもあてはまる」と回答した割合は約25%

引用:Kaspersky | セキュリティ意識調査レポート

このことからも分かるように、セキュリティ意識には個人差があり、その差が明確でもあります。

今回はセキュリティ意識を高める為の要素「デジタルリテラシー」についてお話させていただきたいと思います。

デジタルリテラシーとは?

早速ですが、皆さんは「デジタルリテラシー」という言葉はご存知ですか?

「デジタルリテラシー」とは、要約するとパソコンやスマートホンなどの機器やアプリについて知識を持ち、利用する能力のことです。

引用:Nojima| 子どもに教えるデジタルリテラシーとは?デジタルデバイドとは?

「なんだ、そんなこと?」と思われるかもしれませんが、Facebook社がデジタルリテラシーについて誰でも学べるようにレッスン形式のサービス「デジタルリテラシーライブラリ」を提供していたり、Microsoft社でも「デジタルリテラシー認定テスト」など提供しています。

コンピュータや通信技術などテクノロジーは日々変化していく中で、デジタルツールを使用する側も、教えていく側も学ぶ必要がある部分になってきています。

先ほど紹介したサイトの他にも色々なサイトがありますので、ご自身の能力が気になる方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。

デジタルリテラシーがないと起こるトラブルと事例

デジタルリテラシーが低いと起こるトラブルについてもまとめましたのでご覧ください。

SNSグループ内での悪口や無視、仲間はずれ

学生やママ友トラブルなどの報道は多く目にしますよね。
SNS上だと顔を合わせないので発言が過激になってしまう人も多いですが、ネットの社会と現実の社会はそう変わらないと自覚し、面と向かって言えないような内容は書かないようにしましょう。

デマに振り回されたり、炎上して個人情報を晒される

直近だとコロナウイルスのトイレットペーパー騒動、デマに騙された多くの人が買いに走ってしまい品薄・品切れ状態になりました。また、この件はデマの発信者が特定され雇用企業が謝罪する事態にまでなりました。

また、トイレットペーパー騒動の発信者を特定して晒し上げようとする動きもありましたが、煽り運転で話題になった「ガラケー女性」のFacebookアカウントであると無実の一般女性の情報が拡散された事件もあります。
後に拡散者は特定され複数人が名誉毀損で訴えられています。
(※発信者情報開示請求が認められればプロバイダに対して、情報の開示を求め、発信者の情報を得ることができます)

噂を目にしたときに「なぜ、そうなのか」を各々が調査・確認するようにしていればトイレットペーパーが不足することも無く、誤った情報を拡散してしまうこともなかった筈です。

参考:朝日デジタル
| トイレ紙デマ「投稿の1人は職員」米子医療生協が謝罪
| 「ガラケー女」デマ拡散、提訴した女性側が和解拒否

アカウント乗っ取り/なりすましによる誹謗中傷

本人のふりをしてダイレクトメッセージを送る、勝手に人の写真を流用して自分のプロフィール画像に設定する、実名・住所・連絡先などをSNS上に勝手に掲載する等。

私も友人がLINEアカウントを乗っ取られ「1万円のiTuneCardを買ってきて欲しい」なんてカタコトのメッセージが届いたことがあります。それくらい身近に起こり得るトラブルです。

芸能人や企業にもSNSアカウントの乗っ取り被害が出ており、タレントの渡辺直美さんがプロデュースしていたアパレルブランドのInstagramアカウントが乗っ取られたニュースなど話題になりましたよね。

このような被害に合わない為には以下のような厳重なパスワードの取り扱いが大切です。

  • パスワードの定期的な変更
  • 利用している他のサービスと同じパスワードにしない
  • 複雑なパスワードにする

学校や企業への脅迫行為

生徒や社員への暴力・殺人予告や建物の爆破予告など。
逮捕率は約63.9%、起訴率は約36.1%
起訴された以上、かなりの高確率で有罪となっています。

トラブルに合わない為に心がけること

世界的にも安全と言われる日本。

まさか自分が被害に遭うとは思っていない。それ故に対策意識が薄いということも耳にします。 まず、少しでも不審な点を感じたら、その情報の発信源や真偽を確認する姿勢が重要です。

また、インターネットに掲載した時点で、それは世界中に発信されている・ SNSは街中に自分の投稿を張り紙として貼り付けているのと同じ。という意識を持ってやることが必要です。

以前、SNS上で面白動画やフォロワーを増やしたい目的での投稿が目立ちましたね。

店員がふざけて冷蔵庫に入り写真をアップロードした結果、店舗が経営難に陥り閉店、その後2000万円の損害賠償請求を検討。
など…SNSにアップロードしてしまったがために本人以外にも被害が及んでいます。

以上の特性を理解したうえで問題点やセキュリティー、マナーなどにも対応できてはじめて「デジタルリテラシー」があるといえます 。個人個人で気を付けなければいけないですね。

あわせて知りたい「ソーシャルエンジニアリング」

ソーシャルエンジニアリング」とは、ネットワークに侵入するために必要となるパスワードなどの情報をインターネットなどの情報通信技術を使わずに手に入れる方法です。

メールの文面でだます

→EC(通販)サイトの支払い請求を装ったメールのリンクから偽WEBサイトにアクセスし、パスワードを入力してしまう(他、銀行なども事例が報告されています) 

本物の機関に似せて作成されているため、注意して見ることが必要です。
また、取引先を装ったなりすましのメールに機密情報を含んだ資料などを送信してしまい情報が漏えいすることもあります。

警察やその他情報機関を名乗り個人情報を聞き出す

→電話で銀行やクレジットカード会社などを名乗り、口座やカード開設を聞き出す

ここで触れる例以外にもタイピングしているところやディスプレイを覗き見る、ゴミ箱から資料・古い名刺などを探し出すなど多岐にわたりますが、デジタルリテラシーとは違いほとんどが高度な技術を使わず「人間の心理的な隙や管理の甘さに付け込む」ものが多いです。

ソーシャルエンジニアリングの対策

  • 電話で機密情報を伝えない
  • 個人情報は簡単に推測できるようなパスワードを設定しない
  • エレベーターや飲み会では仕事の話をしない

などがあげられます。

これらは事例を知っておくだけで防ぐことができます。ですが普段気を付けている行動の中にも「隙」は必ず生まれます。なので、何か起きても焦らず冷静になることが最も大切です。

スパムメール

スパムメールとは、受信者の意向を無視して無差別かつ大量に一括してばらまかれる各種ネットメディアにおけるメッセージのこと。

宣伝目的で一方的に送られる電子メールである。販売側から見て、不特定多数の個人に対して広告活動をするとき、郵便に比べて電子メールの方が題名だけでも目に触れる可能性が高い。

引用:Wikipedia

今回は広告・宣伝目的の比較的見分けるのが簡単なスパムメールをいくつかご紹介いたします。

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など、すごくわかりやすい上に意外とユーモアに溢れている文章があったりと、ついつい気になってしまう、読んでしまったという方もいるのではないでしょうか。
コンピューターウイルスが添付されているメールもあるため、タイトルに惹かれて読みたくなっても開かずに削除しましょうね!

セキュリティ意識をもって

これまでデジタルリテラシーセキュリティ意識について紹介してきましたが、知識が高いと思っている方でもその油断が危険を招くことが少しでも知っていただけましたか。

最近は指紋認証・顔認証システムなど、便利な機能があるため、パスワードを毎回打たなくてもいい便利な時代になり、更にパスワードに対する意識が薄れつつあるのかなと個人的に思っています。
だからこそ今回危険性について再確認するいい機会になりました。

求められる状況は常に変化していく、ということを頭に入れながら自分自身が意識し行動することで、リスクを回避することは十分可能なので今一度ご自身のセキュリティ意識に問いかけてみてはいかがでしょうか。

作者情報
IT初心者。甘いものが好きなのに甘い飲み物は別物で1日3食いけてしまう偏食家。