知ってて得するIT基礎用語

知ってて得する!?IT基礎用語~IT/ICTとは~

はじめまして、小説と音楽があれば生きていける本の虫ことつづりと申します。
これからちょくちょく記事を書いていくと思いますので、お見知りおき下さい。

さて、いきなりですが、よくニュースや雑誌でITと聞いたことがあると思いますが、皆さんはITという言葉について正しく知っていますか?

実は、なんとなくしかわかっていない……
なんて人もいるのではないでしょうか。今回はITとはどういうものなのか、全く知らない人でもわかるように、簡単にではありますが説明していきたいと思います!


それくらい知っているよという人については、ちゃんと覚えているか確認の意味で読んでいただけるとありがたいです。
では、さっそく内容に入っていきましょう。

そもそもITって何?

ITとは、情報を取得、加工、保存、伝送するための科学技術。特に、電気、電子、磁気、電磁波などの物理現象や法則を応用したコンピュータなどの機械や器具、および、その内部で動作するコンピュータプログラム(ソフトウェア)を用いて情報を扱う技術のこと。


IT用語辞典 e-Words

ということらしいです……
正直ピンときませんよね。(筆者はピンときませんでした……)
用語の説明ってなんでこう小難しく書いているんでしょうかね?
正直な気持ち、もっとわかりやすく書いてほしいと思ってしまいます。
とは言え、文句を言ったところで理解できるようになるわけでもないので、もう少し細かく見てみることにしましょう。

ITの正式名称は「Information Technology」です。
それぞれの英単語を日本語に訳してみると「Information」が「情報」、「Technology」が「技術(科学技術)」となります。こうするとちょっとわかりやすいかもしれないですね。
単語ごとの意味だけを使って理解しようとすれば、「何か技術を駆使して情報を発信でもするのかな……」なんてイメージができるかもしれません。
実はそれでいいんです。

つまり、ITとは、コンピュータやインターネットなどの技術を使って、
情報を加工したり、発信したりして仕事や日常生活に活用していくこと
なのです。

特定の物などを指して使われている言葉ではなく、技術という実態のないものを指しているため、言葉だけの説明ではわからない部分も多いと思います。
なので、どんなものに使われているのか具体例をいくつか挙げていこうと思うのですが、その前にそもそもITという言葉がいつから使われ始めたのか、ちょっとした歴史と、合わせて覚えてもらいたいICTという言葉について、それぞれ説明していきたいと思います。

ITっていつから使われているの?

ITという言葉が使われ始めたのは1990年代初頭ぐらいからです。
ですから、ITという言葉自体、まだ世間に浸透して30年ほどしかたっていません。
意外に思いませんか?
もっと昔から使われていても不思議じゃないほど一般的に広まっていますよね。

きっかけとしては、この時期にPCが企業や個人に普及し始めたことが大きな要因になっているそうです。
(PCが普及した理由としてインターネットの力が大きいのですが、
これを話すと色々と長くなってしまいそうなので今回は割愛させていただきます)

余談ですが、日本では2000年に時の総理大臣がIT革命のことを、
「イット革命」
と呼んだことで世間に一気に広まったという説があります。
仮にも国を代表する人物が、おじいちゃんだったとはいえ盛大に読み間違えるのはどうなんでしょうね……
そのおかげでお茶の間にITという言葉が広まったといえなくもないのでしょうけど……

ともかく、ITという言葉は出来て大体30年ほどで爆発的に広まったんだな。
それだけ覚えてもらえたら十分です。
続いてICTの説明に移りましょう。

ICTとは

ICTとは、情報や通信に関連する科学技術の総称。
特に、電気、電子、磁気、電磁波などの物理現象や法則を応用した機械や器具を用いて情報を保存、加工、伝送する技術のこと。


IT用語辞典 e-Words

ITのときと同じように説明文を抜粋してみました。
下にITの説明ももう一度載せますので、見比べてみてください。

ITとは、情報を取得、加工、保存、伝送するための科学技術。
特に、電気、電子、磁気、電磁波などの物理現象や法則を応用したコンピュータなどの機械や器具、および、その内部で動作するコンピュータプログラム(ソフトウェア)を用いて情報を扱う技術のこと。


IT用語辞典 e-Words

どうでしょうか、書いてある内容がほとんど同じだと思いませんか?
実際、この二つの用語はほぼ同義として使われています。
今回も少し細かく見てみましょう。

ICTの正式名称は、「Information and Communication Technology」で日本語に訳すと「情報通信技術」となります。
違うのは「Communication」が増えただけです。
なので、しいて違いを上げるなら、ITよりもICTのほうが通信によるコミュニケーションを重要視している点です。

同じような意味なら一つだけ覚えておけばいいじゃないか。
そう考えませんでしたか?
(筆者も記事を書いている途中で思いました。必要なくね、と。)
ではなぜ、このICTを覚えてもらいたいのか。
それにはちゃんと理由があります。
それは、国際的にみるとITよりもICTという言葉のほうが浸透しているからなんです!

日本政府もICTを広めようと2004年頃から正式文書でもITに代わり、
ICTという用語を用いるようになり、徐々に世間一般にも広まっています。
あと数年もしたら日本でもICTがITに成り代わっているかもしれません。
なので、覚えておくことをおすすめします。

それでは、ITが普及した時期とICTという言葉を理解して頂いたところで、
最後にITはどんなもの、ことに活用されているのか説明していきましょう。

ITってどんなもの、ことに活用されているの?

ITを活用しているものは日常生活に数多くあります。
なので、今回はなるべくイメージがしやすいように、
日常生活で触れている可能性が高いところから具体例を3つほど紹介したいと思います。

PC/スマホ

まず一つ目に挙げるのはパソコン、スマートフォンです。
これは言わずもがなな気もします。内部のCPUなり、メモリなりもそうですが、
ITを活用するときのツールとしてもパソコン、スマートフォンはよく使われています。
まさにITの申し子と呼ぶに相応しいものですね。

電車

二つ目は電車です。
皆さん電車に乗るときに「Suica」や「PASMO」などのICカードを使っていませんか?
ICカードを使うことで毎回切符を買って乗車するよりも、スムーズに乗り降りすることができますよね。
最近では電車以外でも様々なお店の支払いに使えたりもできます。
また、Webサイトなどで遅延情報などを把握することができるのも、ITの活用のおかげなのです。

家電

三つ目が家電です。
最近「スマート家電」なんて言葉をニュースなどで耳にされたことはありませんか?
あれはスマートフォンと家電を、インターネットを介して連動させて、家にいなくても操作できるようにするというものです。
例えば、夏の暑い日に仕事から帰宅中に家のエアコンをつけておいて……
みたいな活用などができるようになったということです。


これらのようなインターネットを通して相互に情報交換をする仕組みのものをまとめて、 IoTInternet of Things)と呼びます。
今後も増えていくと思いますので、IoTという言葉は頭の片隅にでも残しておくといいかもです。
ちなみに、IoTを日本語に訳すと「モノのインターネット」です。

上記で挙げた以外にも自動車業界の「自動運転技術」や、医療業界の「遠隔治療」など、本当に様々なことに活用されているので、興味の出てきた人は調べてみてください。
(意外な発見があったりして面白かったりしますよ)

IoTイメージ画像

まとめ

以上が、ITについての説明になります。
ITについてイメージできるようになったでしょうか?
(なっていると嬉しいです……)
最後に要点をまとめてみました。

  • ITとは、コンピュータやインターネットなどの技術を使って、情報を加工したり、発信したりして仕事や日常生活に活用していくこと。
  • ICTはITとほぼ同義。違いは 「Communication」 (通信)を重視している点。国際的にはITよりも浸透している。
  • ITを活用したモノは身の回りにも数多く存在している。(パソコン、ICカード、家電(IoT)などなど)

ITっていつから使われているのについては、雑学寄りの情報なので覚えなくて大丈夫です。
これを気にITに興味を持った人がいたら、職種の紹介をしている方の記事なども載っていますので、時間があるときにでも一読してみてください!

では、読んでいただきありがとうございました。

LANWANインターネットとネットワークの違いについての続編記事を書きました、こちらもぜひご一読ください!

作者情報

小説と音楽をこよなく愛する本の虫。一週間本を読んでいないと死にそうになる。最近行った大きな本屋で買った日本神話に出てくる「ヒルコ」についての本にハマって日本神話の関連書を読み漁っている。