公開日2020.06.24
最終更新日2022.10.03
注意書き
本記事は筆者(つづり)が「Excel VBA スタンダード」を取得した経緯をまとめたものです。
VBAスタンダードの資格について、取得しようと思ったきっかけ、勉強の仕方、試験を受けた個人的な印象などについて記載をしていますが、あくまでも自分はこうやった(こう感じた)というものです 。
今後、同資格を取得したいと思っている人は、あくまでも参考程度に考えてください!
また、同資格には一つ下にVBAベーシックという資格もあります。そちらを受けたいと思っている方がいましたら、下記の記事を読んでいただけると幸いです。
1、VBAスタンダードとは?
まず初めに今回取った資格について箇条書きにてざっくりと説明を。(以前ベーシックの資格を取得した際にある程度詳しく書いているので、気になる人はそちらを確認いただければ)
- VBAスタンダードとはオデッセイ社がやっている資格の一つ。
- Excelで使える「VBA」という言語についての資格。
- VBAの資格はベーシックとスタンダードの二つが存在しており、ベーシックが初級編、スタンダードがその上位となる。
以上です。これだけ把握していれば問題ないかと。
次からは勉強方法について記載していきます。
2、勉強方法
勉強方法についても特別珍しいやり方などはしていないので、目新しい情報などはないかと思います。
ただ、一つ言えることとして、試験元であるオデッセイが出している教本で勉強するのが一番かと。VBAの本は数多く売っていていい本もたくさんあるかと思いますが、こと資格取得という点ではオデッセイの教本が一番無駄なく効率的に勉強できます。
特に教本についている模擬試験問題は本番と同じような形式で試すことができるので、 雰囲気やイメージを掴みやすいという利点もありますよ。
さて、具体的な勉強方法ですが、自分はこんな感じです。
- 教本を最初から最後まで読む。
- 模擬問題を受け、間違えたところを本で確認。実際にマクロを動かして動きを確認。
- 模擬問題を再度行い、気になる部分を本で確認。
ポイントはやはり実際にマクロを動かして動きを確認することでしょうか。
前回VBAベーシックのときにもお勧めしていましたが、やはり動きを視覚的に把握できると、ただ必要そうな用語を書いて覚えるよりも、覚えが速くなると思います。( いざ自分でマクロを作ることになった時にも役に立ちます)
では、これを自分の時系列にしてみましょう。
(ほんとはあんまりしたくありませんが……)
3、勉強方法(時系列)
今回、資格勉強をするにあたって、一番大事にしようと思ったのは計画的に勉強することでした。というのも、前回の勉強の仕方があまりにひどかったので……
では、それを踏まえた上での結果がこちらです。
ちなみに今回、べーシックを取ったときの勉強期間よりも一か月も長くして二か月間とっています。
勉強時系列(真似しないこと推奨)
二か月前
・友人から教本を借りる。一回流し読み。
一か月半前
・積んでいた読書にいそしむ。(余裕をぶっこいている)
一か月前
・石坂浩二が主演の金田一耕助の映画にハマり、シリーズをすべて見る。(余裕をぶっこいている)
一週間前
・ハンドミルを買い無心でコーヒー豆を挽き続ける。(ここまで全然勉強していなかったことに気づき、現実逃避を始める)
五日前
・正気に戻り、試験を予約する。
四日前
・忘却の彼方に消えていた本の内容を思い出すため、もう一度読み直す。
三日前
・模擬試験問題を行い、正答率が三割だったことに衝撃を受ける。
・間違えた個所の用語を書いて覚える。(六時間)
二日前
・実際にマクロを動かして動きを確認。
・模擬試験問題を行う、正答率を六割まで持ってくる。
一日前
・再度、間違えていた個所を重点的に勉強。
・模擬試験問題を行う、正答率を十割にする。
・拭えない不安を、煙草を吸うことで誤魔化す。
当日
・朝に全体すべての復習を行う。
・あとは天に運を任せようと、変な感じに悟り試験を受ける。
……我ながら終わってますね。むしろ以前よりも悪い気すらします。
こんな奴が良く勉強方法とか書いてたなと自分で思います、、、
この経験から教訓を得るのならば、人間なんてそう簡単に変われないということでしょうね。
……はい、すいません。反省してます。
皆様もぜひ試験勉強する際はお気を付けください。 (特にネットフリックス系は要注意です。あいつらは平気で二、三時間持っていくので)
自分は苦手でできませんが、喫茶店など娯楽から離れたところで勉強するのがいいかもしれません。
4、VBAスタンダードの試験の感想
最後にVBAスタンダードの試験を受けた感想ですが、その前に試験概要をお伝えしておきましょう。
ちなみに、試験概要はVBAベーシックとまったく変わりありません。
VBAスタンダードの試験概要は以下の通りです。
問題数:40問
出題形式:選択肢形式、ドロップダウンリスト形式、クリック形式、ドラッグ&ドロップ形式、穴埋め記述形式
試験方法:コンピューター上で実施するCBT(Computer Based Testing)形式
試験時間:50分
合格ライン:650~800点(1000点満点) 問題の難易度によって上下。
全体的な感想
それを踏まえたうえでの感想ですが、まず自分が受けた試験の合格ラインは700点ということだったので、合格ラインからみるとやや難しめの回だったと思います。 内容もVBAベーシックよりもグッと上がっていると感じました。
出題形式
問題の出題形式は、八割程が穴埋め記述形式で一割が選択肢形式、残りの一割がその他の形式併せてという感じだったので、教本の内容をしっかり網羅していることと、関数やステートメントなどの用語を書けるところまで覚えこまないと合格は厳しいと思います。
試験時間
時間的にはそこまでひっ迫することはないと思うので、時間がなくて回答できなかったなんてことにはならないと思います。(筆者はでもすべての問題を見直すぐらいの時間はとれました)
出題傾向
問題の傾向的には教本の内容で言うところの『テーブルの操作』、『データの並べ替え』、『セルの検索とオートフィルター』から多く出ていたので、少なくともその部分は完璧と言えるぐらい覚えておくことをお勧めします。(その中でも「構造化参照」と「.ListObject」についてはベーシックの範囲では全く触れられていないので、重点的に勉強しておくこと推奨します)
また、WorlsheetFunctionプロパティを使用してワークシート関数を扱う問題もそれなりに出てきたので、ある程度はどういうときに使うのかを把握しておくとよいと思います。(SumIf、CountIf、SubTotal、VlookUpなど)
おわりに
いかがでしたでしょうか。
この記事がこれからVBAスタンダードを受ける人の手助けになれば幸いです。
追伸
もし会社で試験代を出してくれる場合、オデッセイは領収書を作成してくれるので必要な方は依頼をするようにしましょう。
では、またいずれ。資格を取ることができたらまた書きます。
読んでいただきありがとうございました。
とりあえず、一か月は勉強したくない……