公開日2022.04.07
最終更新日2022.10.05
基本情報技術者試験って何だろう?
皆さんは、基本情報技術者試験という資格試験をご存知でしょうか。
普段の日常ではまず聞かない言葉だと思います。ですが、IT業界においては価値のある資格と位置付けられています。
結論から申し上げますと、ITパスポートver.2.0の様な位置づけの国家資格になっています。また、最初に言っておきますが、予約は土日に受けたい場合はお早めに取る事をお勧めします!実体験ですがほぼ全ての会場が埋まってしまうからです。
今回はそんな基本情報技術者試験という単語を初めて知る方に対して紹介させて頂きます。
この記事を通して基本情報技術者試験への理解を深めてもらえると嬉しいです。
前半ではまず試験自体について、後半ではその範囲について述べます。
基本情報技術者試験受験の理由
基本情報技術者試験は今回私も受験を申し込み、勉強をしている資格試験です。
何故資格取得を目指す流れになったかと言いますと、新たに未経験で入社した社員が「PCに対して操作が出来る」であったり、「Excelが使える」……そういう事が最近はアピールポイントとして主張するには弱くなりつつあるからですね!
手っ取り早く誰にでも分かる国家資格を取得した方が成長出来る環境に身を置くことが出来るから取得の道を選びました。
それに加えて私が選んだ理由としては会社からの受験の支援を受けられる点と、知人におすすめされた点、そして皆基本情報技術者試験の勉強をしていたからに尽きます。
また、基本情報技術者試験に合格する事はIT業界の他の資格と違ってIT業界全体の広い知識を得ることに繋がります。
これからITって言ってもどこへ進んでいったらいいのか分からない!という方はこの試験勉強でより業界やエンジニアという業種についての理解が深まる事は学習内容からも確実です。
実際に学習分野やする事はインフラであったりサーバーであったり、進む道で大きく変化します。
悔いのない選択をするためにも、まずは基本情報技術者を学ぼうと考えました。
基本情報技術者試験を学ぶメリットは?
一言で言うと「ITパスポート以上に価値がある資格を所持していることを証明できる」点がメリットです。
というのも、これさえ持っていれば「ITの技術への理解はあるんですね」と理解を得る事が出来ます。
全国統一の国家資格としてIT全般の知識が問われている為に、全く知らなかったとしても評価されることは間違いないでしょう。
また、どんなキャリアに進んでも活きる知識が詰まっているので登竜門には最適です。
また、転職でITの中で異業種に移る際や、経歴としても非常に有用な資格と言えるでしょう。
試験日は?
基本情報技術者試験の日程は春季と秋季に分かれており、年二回となっています。その為、半年ごとにしか受けることが出来ません。最近ではCBT形式での試験も実施されています。
最新の令和4年度のスケジュールを参考にすると試験期間の1ヶ月前から申し込みが始まり試験終了の5日前に申込が終了します。ですが、過去には25日前に申し込み開始した年もあるようですので受験する覚悟ができたら確認しておきましょう。
また、土日は席が埋まる事も多い為なるべく早く、直前に直近を予約するのではなくて一番遠い日程に設定してから早めるというのが賢い選択だと思います。というのも、私の場合1か月前から予約しましたがそれでも大半は埋まっている状況でした。
試験1週間前ではほとんど日程の身動きが取れない事を確認したため、2か月前から一番遠い日程を設定するのがやはりベストだと考えます。折角勉強したのに予定に組み込めなかった、取れなかったという事態が起こる可能性は非常に高いです。土日に申し込みたい際はお早目に!
どのくらい勉強したらいいの?
基本的なIT技術が身についている人(実務経験など)は3ヶ月ほど、未経験であれば半年ほど毎日2時間勉強すれば受かると言われています。かなりの時間を要する事がご理解いただけたかと思います。
また、専門的な知識が求められるため、運任せで合格するのは難しいでしょう。
試験申し込みは何処からすればいいの?
こちらから応募する事が可能になっています。試験費用は7,500円(消費税込)となっています。
試験自体はオンラインで受ける事が出来ますが、会場は指定となっています。
また、5日以上前であれば試験会場、日程共に変更可能ですが埋まってしまっている場合は変更が不可能となってしまうため、早めの申し込みが大切と言えるでしょう。
基本情報技術者試験の問題形式は?
基本情報試験試験の実際の出題形式は以下になります。
試験時間150分150分
出題数 | 回答数 | |
午前問題 | 80問 | 80問 |
午後問題 | 11問 | 5問 |
となっています。ITパスポートよりも出題範囲が広く、難易度も高く設定されています。
午前問題に関してはテクノロジ系が非常に多くのウェイトを占めていますがマネジメントやストラテジといった事も深く問われる内容になっています。
当サイトに基本情報技術者出題範囲の記事が複数あります、ぜひご覧ください。
午後問題に関して
午後問題に関しては11問問題がある中を選択を3題、必須を2題解けば良い為、得意科目で勝負する事が可能になっています。必須となっている科目は「データ構造及びアルゴリズム」「情報セキュリティ」の二つです。
選択式の問題は、
- 問2~問5に存在するソフトウェア・ハードウェア、データベース、ネットワーク、ソフトウェア設計とストラテジ、マネジメントの内から二つ
- 問7~問11に存在するプログラム言語問題(C/Java/Python/アセンブラ/表計算)の一つ
の計三つとなっています。私は中でもネットワークの難易度が高いと感じました。
プログラム言語も表計算であれば簡単、と片が付く代物ではなくしっかりとプログラミングへの理解が求められます。全体を見た場合の主な配点としてはやはりプログラムやアルゴリズムで25点ずつ、合計50点と重点を置かれています。
その為、数学的な考え方が求められる試験となっています。プログラミングが出来る=合格と言われるようなテストですね。
まとめ
以上で基本情報技術者試験についてを終わりたいと思います。
一番注意して欲しいのは問題は勿論のこと、土日に予約を取る予定の方は取れない場合を想定して早めに遠い日程を抑える事をお勧めします。遅くの土日に予約すると取れない場合もありますし、目の前の試験会場が満員という場合もあります。あまり会場自体も多くありませんから、予約はお早めに!
試験内容は難易度が高いですが、私としてもこつこつ勉強して合格を目指していきます!
ご覧いただきありがとうございました!