公開日2019.12.19
最終更新日2022.09.26
肌に当たる風も冷たくなり、今年も残すところあと僅かになりました。
マフラーとネックウォーマーの素晴らしさを日々感じているつづりです。
来年に向けて今年一年を振り返ってみるのもいいかもしれませんね。
僕は色々とありすぎて振り返る気が起きませんが、、、
さて、 今回はインターネットについて書いていきたいと思います。
今日日、日本で使っていない人なんていないのでは……
なんて思ってしまうくらい日常生活に根付いていますよね。
でも案外知らない部分も多かったりするのではないでしょうか?
そこで、そもそもインターネットとは何なのか、一緒に聞くことの多いネットワーク、LANとWAN、インターネットとネットワークの違いなどについて解説していきます。
要点だけをぱっと知りたい方は、まとめを見て頂ければなんとなく分かっていただけると思います。
では、そもそもインターネットとは何なのか、そこから始めていきましょう。
前回はIT/ICTについての記事を書きました、気になる方はぜひこちらも合わせてご覧ください。
インターネットとは?
インターネットと聞いて一番に頭に思い浮かぶのはなんでしょうか?
ちなみに僕はGoogleの検索エンジンです。
検索エンジンとは、例えば「Google Chrome」や、「Edge」、少し前だと「Internet Explorer」などのことです。
あるいは、よく使うサイトなどを思い浮かべる人もいるでしょう。
ここで総務省が作成しているサイトから、インターネットについての記述を抜粋してみました。
インターネットは、世界中のコンピュータなどの情報機器を接続するネットワークです。
総務省 安心してインターネットを使うために 国民のための情報セキュリティサイト
これがインターネットという言葉の意味になります。
短いですよね。一瞬、総務省、手を抜いたのかと勘ぐってしまいます。
(もちろん、そんなことはありませんよ)
注目して欲しいのは、「世界中の情報機器と接続している点」と、「ネットワーク」です。
じゃあ「ネットワーク」とは何ぞや?
そう思う方も出てくるかもしれません。
(IT用語を覚えるときのあるあるで、その単語を理解するために別の単語を理解しなくちゃいけない場合が多々あります……)
なので、ここではインターネットとは世界中に繋がっているとても大きなネットワークだということだけ覚えてもらえれば問題ありません。
次にネットワークについて解説していきましょう。
ネットワークとは?
ネットワークとは複数のコンピュータ同士が互いに通信できるようにした状態、技術のことです。
ネットワークに繋がっていないと、前述した検索エンジンを使って調べものをすることも、 電子メールの送受信や書類などの印刷をすることもできません。
つまり、コンピュータが力を充分に発揮するためには、このネットワークが必要不可欠なのです。
ちなみにこのネットワークを日本語に直すと「網状のもの」という意味になります。
現在のコンピュータが便利なのは、ネットワークが世界中にまるで蜘蛛の巣のように張り巡らされているおかげなのです 。
ここまでで、察しのいい人だとお気づきの人もいるかもしれません。
「インターネットとネットワークって同じじゃないか?」、と。
実はインターネットとは、ある特定の条件を満たしたネットワークのことなのです。
では、その違いとは何なのか解説していきたいところなのですが、その前にネットワークを理解するうえで知っておいてもらいたい用語が二つだけあります……
それが、「LAN」と「WAN」です。
「LAN」は聞いたことがある人も結構いるんじゃないでしょうか?
これを理解しておくと、インターネットとネットワークの違いをきちんと理解していただけると思うので、まず先にそちらの解説をすることにしましょう。
LANとWAN
「LAN」も「WAN」は前述したとおり、非常に聞く用語です。エンジニアを目指すなら、必須で知っていたほうがいいでしょう。といっても、覚えにくいものではないのでご安心してください。
ではまず 「LAN」からいきましょう。
LAN
「無線LAN」なんて言葉を耳にしたことはありませんか?
そのLANと一緒です。ちなみに余談ですが、有名な無線LANの一つが、喫茶店とかで使えると嬉しい「Wi-Fi」です。
「LAN」の正式名称は「Local Area Network(ローカルエリアネットワーク)」です。
単語ごと分けていくと、「Local」が「特定の範囲」とか「地域」などの意味で、「Area」が「範囲」、「Network」はネットワークとは? でも書いた通り、「網状のもの」となります。
なので、特定の範囲だけのネットワーク、もっと言えば「小さなネットワーク」だということが、わかると思います。
WAN
こっちはあまり聞きなじみがないかもしれません。
でも、パソコン、スマートフォンを普段から使っている人なら必ず間接的に関わっているものになります。それではこれまで通り正式名称から。
「WAN」の正式名称は「Wide Area Network(ワイドエリアネットワーク)」です。「LAN」と違うところは、「Wide」だけですね。 単語を訳すと「幅の広い」などの意味になります。「LAN」とは正反対で大きなネットワークと思ってもらって大丈夫です。
そして、「WAN」は「LAN」と違う特色を持っています。それが遠くのネットワーク同士を繋げられることです。
LANとWANの違い
例えば、社内の同じフロアにあるコンピュータ同士を繋げてネットワークを作りたい場合、同じフロアという狭い範囲なので「LAN」でネットワークを作ることができます。
では、これが日本の本社とアメリカの支社だとどうでしょうか。
狭い範囲とは言えないですよね。なので当然「LAN」だけでは繋げることができません。そこで出てくるのが「WAN」です。
説明した通り、「WAN」は 遠くのネットワーク同士を繋げてくれます。
要するに、「LAN」と「LAN」の小さなネットワーク同士を繋げるための間で必要となってくるのが「WAN」なのです。
すごくざっくりな説明ですが、「LAN」と「WAN」については今の部分を知っていれば多分問題ありません。
では、いよいよ、インターネットとネットワークの違いについて解説していきましょう。
インターネットとネットワークの違い
インターネットとネットワークの違いは結構あります。
ですが細かなところを覚える必要はそこまでないと思いますので、ここでは大きく二つの相違点を上げて説明します。
二つの大きな相違点
一つはネットワークの範囲、そしてもう一つが、開かれたネットワークであるかどうかです。
範囲に関しては「インターネットとは?」の部分で記述した、世界中のコンピュータなどの情報機器を接続しているかどうかです。
要するに大きなネットワークなのかという点になります。
これで「LAN」と「インターネット」は違うということはわかると思います。
「LAN」は特定の範囲だけで「インターネット」は世界中ですから。
ではインターネットと「WAN」の違いは何なのでしょう。
それを理解するのに重要なのが、開かれたネットワークであるかになります。
インターネットは誰でも使うことができますよね。
しかし、「WAN」では「LAN」と同じように特定の人しか使えないようになっています。
なんで特定の人しか使えないようにする必要があるのでしょうか。
例えば、世界的に大きな企業が各国にある支社のネットワーク同士を繋いで世界中に張り巡らされたネットワークを作りたいとします。
各支社のネットワークの中には社内のマニュアルとか顧客情報、社員の個人情報が入ってるとしましょう。
当たり前ですけど、それを全世界に公開するわけにはいかないですよね。
万が一にも情報が漏れてしまったなら、世間から大バッシングを受けること間違いなしです。
そうならないために「WAN」は特定の人しか使えない閉じられたネットワークである必要があるのです。
それが「WAN」と「インターネット」の違いになります。
難しい言い方になってしまっているかもしれませんが、要するに見ることができる範囲を限定できるかできないかということです。
それでは最後に、これまでの部分をまとめてみましょう。
まとめ
- インターネットとは世界中に繋がっている、誰でも使用できる開かれたネットワーク。
- ネットワークとは、複数のコンピュータ同士が互いに通信できるようにした状態、技術のこと。
- 「LAN」とは会社内、学校などの特定の範囲だけの小さなネットワーク。
- 「WAN」は「LAN」と「LAN」を繋げる大きなネットワーク。であり、使用できる範囲を限定できる閉じられたネットワーク。
- インターネットとネットワーク(LANとWAN)の違いは範囲と、開かれたネットワークであるか。
これでなんとなくでもインターネットについて理解していただけたら嬉しいです。
詳しい部分にもし興味が出てきた人がいましたら、ぜひ調べてみてください。
「インターネット」を使って。
では、読んでいただきありがとうございました。