camera

カメラの「違い」とは!カメラのおすすめの選び方をレクチャーします!

ちょっとしたお散歩、さらに旅行先等では風景を写真として撮ることも多いと思います!今やスマホのカメラでも十分綺麗に撮影できますが、デジカメを使えばより高画質に撮影することができます。
そこで今回は、コンパクトデジタルカメラ・ミラーレスカメラ・一眼レフカメラ、それぞれの特徴を簡単に比較しながら解説していきます。

camera

■それぞれの特徴とメリット・デメリット

デジカメには「コンパクトデジタルカメラ」・「ミラーレスカメラ」・「一眼レフカメラ」の3種類が存在しています。

「コンパクトデジタルカメラ」

Compact digital camera


その名の通り、小型で携帯性に優れたものです。見た目がおしゃれな機種が多いです!
簡単に操作が出来るよう設計されており、手軽に撮影したい場合にオススメ

メリット

  • 携帯性が抜群に優れており、レンズが標準搭載されている。
  • 基本的な撮影機能や初心者向けのプリセット機能が用意されている。

デメリット

  • ピント合わせの速度が遅い機種が多い。軽快に撮影するには適していない。
  • レンズ交換が出来ないため、撮影範囲や画質はある程度妥協が必要。
  • 電池の持ちが良くない。

「ミラーレスカメラ」

Mirrorless camera


一眼レフカメラに存在する”ミラー”と呼ばれる機構が省かれ、コンパクトデジタルカメラには劣るが小型軽量で一眼レフと同等の高画質で撮影出来るカメラである!
デザインもおしゃれなものが多く、機能性も高いため女性にも好評だ。近年の流行機種でもある。
レンズ交換も可能で、本格的に写真を趣味にしたいユーザーにオススメ

メリット

  • コンパクトデジタルカメラには劣るが携帯性が高い。
  • レンズ交換が可能で、表現の自由度が高い。
  • 価格も比較的リーズナブルであり、画質は一眼レフ同等で高品質・高画質。

デメリット

  • ピント合わせの速度が一眼レフカメラには劣る。
  • 電子ファインダーまたは本体背面液晶を介して被写体を写すため、一眼レフカメラの光学ファインダーと比べると若干のタイムラグがあり、動体撮影が苦手な一面がある。
    ※近年のミラーレスカメラは、ピントを合わせる速度が一眼レフカメラと遜色ないレベルである。
  • コンパクトデジタルカメラと同様に電池の持ちが悪い。

「一眼レフカメラ」

Single-lens reflex camera


レンズから入った光をカメラの内部にあるミラーとプリズムと呼ばれる鏡で反射させ、光学ファインダーから像を見る仕組みのカメラである!
撮影時に、ミラーが機械制御で跳ね上がるショック音と、シャッター幕が高速で動作する音で”カシャ”という音が鳴る。
ピント合わせの精度やシャッタータイムラグの短さをはじめ、一眼レフカメラの優位性は機能面で一番高性能である。
沢山のレンズのラインナップが用意されており、表現力も自由自在だ。
本気の1枚を狙いたいユーザーにオススメ

メリット

  • ピント合わせが非常に高速で精度が高いため、軽快な撮影が可能。
  • 光学ファインダーを搭載しており、動体撮影も得意で、被写体を追いかけながらの撮影が可能。
  • 消費電力が少なく電池持ちが良好で、一度の充電で800枚ほど撮影が可能。
    ※コンパクトデジタルカメラは300枚程度

デメリット

  • カメラ本体が重く大きいため、携帯性が良くない。上位機種と高額なレンズを組み合わせると大きめのペットボトルに近い重さになる。
  • カメラ本体・レンズ共に高価格帯で、フラッグシップ機はレンズ抜きで60万円を超える機種も存在する。
比較表

それぞれの特徴を下図にまとめた。

※上記の表に当てはまらない機種も存在します。

■カメラの画質について

一般的に普及しているカメラのセンサーサイズには、
「フルサイズ」・「APS-C」・「フォーサーズ」「1型」「1/2.3型」の5種類が存在します。

上位機種の「一眼レフカメラ・ミラーレスカメラ」にはフルサイズ、「普及価格帯のカメラ」ではAPS-C、「コンパクトデジタルカメラ」の多くには1/2.3型のセンサーが搭載されています。

カメラセンサーサイズ

具体的な大きさの違いがわかるよう下図で比較してみました。

各センサーサイズの比較

コンパクトデジタルカメラとフルサイズセンサーの面積を比較すると、実に30倍以上の差があります。

■大きなセンサーの方が画質の良い理由

高額な機種ほど画質を向上させる為に大型のセンサーが搭載されていることが多い。
「センサーサイズが大きいほど、多くの光を取り込むことが出来るので画質が良くなる」ということです。

・センサーのサイズを画用紙に例えた場合

風景画を小さな画用紙に描こうとすると、細かな部分・色が表現出来ません、その一方で画用紙が大きければより詳細に表現でき、再現性の高い絵画を描くことができます。

画素数グリッド比較

・同じセンサーサイズで、画素数が同じ場合

同じ面積で画素数が多い場合には、1画素あたりの受光面積が小さくなり、画質が悪くなります。ただし、低すぎても繊細さが失われ画質が悪くなります。

同面積同画素数での比較

一眼レフカメラのイメージセンサーは面積が大きい為、画素あたりの面積に余裕があります。1億画素あっても画質の劣化は発生しないでしょう。

■画質を実際に比較する

画質比較

それぞれのカメラで焦点距離を70mm(35mm判換算)に設定し撮影した。

コンパクトデジカメが、他のカメラに比べて色の再現度が低くノイズも出ており、繊細感に欠ける。
今回の撮影に使用した一眼レフカメラとミラーレスカメラのセンサーは同じ大きさなので、色味・ノイズ感は同等です。
拡大図で比較すると、画素数の高いミラーレスカメラで撮影したものは高い繊細感となっています。
一眼レフカメラよりもミラーレスカメラの画質が良好な良い例です。
コンパクトデジカメは画素数は高いがセンサーが小さいため、細部の破綻やノイズが見られます。

■結論

自分の撮影目的や用途に合ったカメラを選ぶのがベストです!
「たぶんこれが自分にベストなカメラじゃないかな?」という感覚がとても大事です。
その感覚を無視して他人の意見を丸呑みにすると、カメラに違和感を覚える原因になります。
先述したメリット・デメリットを参考に選んでみてはいかがでしょうか!
どうしても迷うようであれば、量販店で実際に触ってみるのがおすすめです。「楽しい!」と感じられるカメラを探してみるのもひとつの手です。楽しければ技術や知識も自ずと後から身に付いていきます。
是非「あなたにとっての一台」に巡り合ってほしいと思います!

■あとがき

記事をご閲覧いただきありがとうございます。
カメラのそれぞれの特徴はご理解いただけましたでしょうか。
カメラを買ってみようと検討されている方は、きっと自分に最適なカメラを見つけられることでしょう。

使用カメラ

ちなみに私はミラーレスカメラのSONYα7シリーズを愛用しています。
以前にはNikon D810やD700などを愛用していました。

「iPhone XSシリーズの画質がコンデジと変わらない!」と巷で話題になっていますが、
同機に搭載されているセンサーは1/2.5型で、コンパクトデジタルカメラとほぼ同じ面積のセンサーです。
画質が同等と言われる所以です。

近年では、大型のセンサーがコンパクトデジタルカメラに搭載されることがあります。
画質にこだわるのであれば、どんなセンサーが搭載されているのかを調べるのも面白いかと思います!

作者情報

ぽっちゃりカメラマンと言えば、そう私『カメラ男(マン)』です。
手芸・アクセサリー作りが趣味、簡単なネイル・マツエクの施術が出来たり、きっと生まれてくる性別を間違えたヽ(;▽;)ノ
メディア事業に携わっています。