公開日2026.05.19
最終更新日2026.05.18
こんにちは。ちくわと申します。
私は約半年前にIT業界へ未経験転職し、実務経験0の状態から5か月でAWSのクラウドプラクティショナー(CLF)およびソリューションアーキテクト(SAA)の認定資格を取得しました。
この記事ではAWS資格試験の取得の難易度、勉強方法などを、実際に私がCLFとSAAのどちらも受験し、合格した経験を踏まえて紹介していきたいと思います。
- AWSとは?
- 期間、学習法、使用ツール
- CLFとSAAの合格点、難易度
- SAA合格のコツ
- 実際に試験を受けてみて
AWSとは?
Amazon Web Services (AWS) は、Amazonが提供しているクラウドコンピューティングサービスです。読み方はそのままエーダブリューエスと読みます。
わかりやすく言えば、これまで会社で管理を行っていたデータセンターやサーバーなどの物理的なインフラを自社で持たずに、ネットワーク経由で必要な分だけ利用できるというサービスです。
クラウド市場は年々拡大しており、中でもAWSはトップのシェア率を誇ります。


私もIT業界に転職する際に色々調べてみた結果、どうやらこれからはクラウドの時代らしい。ということで興味を持ち、その中でもいちばん市場規模の大きいAWSを勉強して資格試験を受けてみようと思いました。
AWSは全部で13種類の認定資格があります。
CLFは初級の一番難易度が低いものとなっており、実務経験がない初心者向けの資格です。
SAAの難易度は中級程度とされており、AWSでは1年以上の実務経験があるエンジニアが受験者として想定されています。
| レベル | 資格名 | 難易度 |
|---|---|---|
| Foundational | Cloud Practitioner | 初級 |
| Foundational | AI Practitioner | 初級 |
| Associate | Solutions Architect – Associate | 中級 |
| Associate | Machine Learning Engineer – Associate | 中級 |
| Associate | CloudOps Engineer – Associate | 中級 |
| Associate | Data Engineer – Associate | 中級 |
| Associate | Developer – Associate | 中級 |
| Professional | Solutions Architect – Specialty | 上級 |
| Professional | Generative AI Developer – Professional | 上級 |
| Professional | DevOps Engineer – Professional | 上級 |
| Specialty | Machine Learning – Specialty | 中~上級 |
| Specialty | Security – Specialty | 中~上級 |
| Specialty | Advanced Networking – Specialty | 上級 |
私はクラウドどころかIT業界自体が全くの未経験だったため、まずはCLFを受け合格した後、SAAの勉強を始めました。
取得までの期間、勉強方法、使用ツール
CLFの取得までの学習期間は約1か月ほどで、SAAの学習期間は1か月半ほどかかったと思います。
一般的な勉強時間はCLFが2週間~1か月(40~50時間)、SAAでは未経験者で1~4か月(80~200時間)が目途となるでしょう。SAAの場合は経験者かどうか、CLFを事前に取得しているかどうかで幅が出るようです。
学習には参考書、Ping-t、ChatGPTを使いました。
使った参考書はこちら。
まずはこれらの参考書を1周して全体を理解します。
そのあとはひたすらPing-tというサイトのWEB問題集をぶん回し、分からない用語や、何度も間違えてしまうサービスなどをChatGPTに解説してもらって理解を深め、知識を定着させました。
ちなみに上記の参考書のCLF版とSAA版は内容に重複する部分もありますので、CLF版をすでに持っている方がSAA版の参考書を買うべきかどうかは人によりそうだなと思いました。
私はいきなり演習問題を解くよりも、体系を理解してからの方が演習に取り組みやすかったので、買ってよかったと思います。
CLFとSAAの合格点、難易度
CLFの合格点は700/1000点、SAAの合格点は720/1000点です。どちらもスコア制になっており、配点は公表されていません。
また、65問中15問は品質評価用の未採点問題となっています。
(AWS Certified Solutions Architect – Associate試験ガイド (SAA-C03|採点対象外の設問)
試験の途中で全然分からない! 見たこともない! という問題があっても大丈夫です。周囲の人もみんな分かっていません。焦らずに解き進めましょう。
CLFは基本的な知識を問われます。SAAは基本的な知識に加え、設計や構成を問う問題が多く問われます。
体感でいえば、SAAはCLFに比較してぐっと難易度が上がったと感じました。
実際にPing-tで試験レベル問題を初めて解いてみてまず思ったのが、問題文が長い!
問題文自体を読み解くのがまず大変です。
そして、ひっかけ問題が多い!
なんでこの選択肢だと不正解なんだろう? と思い解説を読むと「Aでも要件は満たせるがBの方が料金が安いので正解はB」のようなことが多々あります。
問題文も選択肢も解説も長いです。しかしそのすべてをよく読む必要があり、CLFが一問一答のような形式でぽんぽん演習問題をこなせた反面、SAAは一問ごとにかなり集中力が必要でした。
ちなみに、CLFは試験終了後すぐ画面に合否が表示されるのですが、SAAは出ません。
SAAの結果は当日21時頃にメールで来ていました。
CLF、SAA合格のコツ
Ping-tを活用


CLFは基本的な知識を問われる問題が多いので、Ping-tでとにかくたくさん問題を解いて知識を定着させることが合格の鍵になると思います。
Ping-tはCLFのWEB問題集は全問無料ですが、SAAのWEB問題集では無料なのは一部のみで、試験レベル問題などはほとんど有料です。
Ping-tのSAA問題集では個別の機能やサービスについて問う基礎的な問題と、複数の分野を横断して知識が問われる試験レベル問題とにカテゴリが分かれています。
実際のSAA試験は試験レベル問題の形式、および難易度の問題が出題されますので、試験レベルの問題のみ学習するのが効率が良いかと思います。
私の場合は試験レベル問題を1周し、ミスが0になるまで演習を行いました。
定期的に模試形式の問題を解き、75%ほどが取れてから試験を受けています。
受験のタイミング
受験料はお手軽な料金ではないので、本来であれば80%を超えてから申し込みをするのが吉かと思われます!
Ping-tの試験レベル問題は問題の形式や長さ、難易度などは実際の試験によく似ていますが、もちろん実際の試験にはPing-tの問題がそのまま出るわけではないので、問題と答えを丸暗記しても合格はできません。
まず問題の意図をしっかり把握しましょう。そして間違えた問題は解説をじっくりと読みましょう。
私は問題を理解するために頭の中に構成図を描きながら、もっと複雑な場合は実際に紙に構成図を描いて問題文を整理していました。
機能やサービスの区別の学習にはChatGPT
また、類似した機能やサービスが出題されるため、きちんと区別を付けられるようにしましょう。
そこで役立つのがChatGPTです。
問題文にはこの単語が出てきたらこのサービス、など選択肢を搾れるようなキーワードがあるので、「試験で○○が正解になるときの問題文のキーワードorヒントは?」のような聞き方をして、ChatGPTに表を作ってもらったり、構成図を書いてもらったりなどをして知識を整理していました。
特にSAAは問題文をよく読み込んで理解しなければ問題が解けないので、分からない用語や理解が曖昧な分野は出会うたびにChatGPTに質問して潰していました。
実際に試験を受けてみて
CLFは時間が余り、手応えもありました。CLFでは試験終了後には画面に合否が出るため、合格したのを見届けてから、安心して帰路に着くことができました。
しかしSAAでは・・・時間が足りない!
前半に時間をかけすぎてしまい、解答を見直すどころか問題が全部解けるか心配なほどでした。未採点問題っぽいものはすぐに見切りをつけて先に進めばよかったなと反省しています。
さらに、CLFと違ってSAAにはまったく手応えがありませんでした。
SAAは試験の合否がすぐに出ないので落ちたかも……でももしかしたら受かっているかも……とやきもきしながら帰宅しました。
が、結果は782点で合格しており、あんなに手応えがなかったのにも関わらず、意外とギリギリでもないんだなーと驚きました。
ちなみにCLFは761点だったので、手応えのあったCLFよりも全然手応えのなかったSAAの方が点数が取れているという不思議な結果に。
SAAの試験勉強は正直大変でしたが、長文を読み解く忍耐強さがついたような気がします。
以上、AWS資格合格体験記でした!
別のエンジニアの方の合格体験記もあるのでぜひ読んでみてください。




