【初心者向け】わかりやすくメタバースを説明、どんなことができる?

1、はじめに

皆さん最近「メタバース」という言葉をよく耳にしませんか?
また似たようなものに「VR」というものがあります。
でも言葉だけ聞いてもイメージできませんよね?
私自身も調べるまでまるで理解していませんでした。
なので今回はそんな私と同じような方たちのためにわかりやすく「メタバース」について解説していきたいと思います!!

2、メタバースとは?

わかりやすく言うと
インターネット上の仮想空間

その中で自分自身の分身である「アバター」を操作し現実世界に近い状態でコミュニケーションをとったり仕事をしたりすることができる空間になります。
仮想空間の定義としては

多人数が参加可能で、参加者がその中で自由に行動できるインターネット上に構築される仮想の三次
元空間。ユーザはアバターと呼ばれる分身を操作して空間内を移動し、他の参加者と交流する。
ゲーム内空間やバーチャル上でのイベント空間が対象となる。

引用元:【報告書】令和2年度コンテンツ海外展開促進事業
(仮想空間の今後の可能性と諸課題に関する調査分析事業)
メタバースを楽しんでいる2人

ちなみにメタバースの語源は「メタ(meta)」は「超越」の意味で「バース」は「universe/宇宙」を組み合わせた造語であり語源の起源はニール・スティーヴンスン氏が発表したSF小説「スノウ・クラッシュ」だとされています。

3、メタバースでできること

3-1ゲームの利用

メタバースで有名なゲームといえば「The Sandbox(ザ・サンドボックス)

サンドボックスとは?

サンドボックスは、クリエイターがイーサリアム ブロックチェーン上でボクセル アセットとゲーム体験を共有して収益化できる、分散型のコミュニティ主導のゲーム エコシステムです。

VoxEdit や Game Maker などの The Sandbox の無料ソフトウェアを使用して、プレイヤー、アーティスト、ゲーム デザイナーは、ゲーム、ジオラマ、アート ギャラリーなどのアセットや体験を自分自身で作成したり、他のユーザーと共有したりできます。これらを収益化して、作成者の受動的収入を得ることができます。

引用元:https://sandboxgame.gitbook.io/the-sandbox/

他にもDecentraland(ディセントラランド)Axie Infinity(アクシー・インフィニティー)」など様々なゲームがあります。
軽く検索するだけでも沢山出てきてメタバースゲームの人気がわかる気がします。
また広い意味でいえば「どうぶつの森」や「フォートナイト」もメタバースともいえるそうです。
もしかしたら皆さんのやったゲームの中にも気づいていないだけでメタバースと言えるゲームがあるかもしれません。

3-2他のユーザーとの交流

メタバース内では世界中の人とチャットしたり会話したり場所や時間を縛られずに仕事したりすることができます。
お互いにアバターを使うことでリアルに近い感じで会話などをすることができます。

3-3イベントの主催、参加

現在メタバース内でも様々なイベントが開催されています。
それを自由に参加できたり、それだけでなく自分でも主催することもできるんです。
有名なイベントでいうと「バーチャルマーケット」というものがあります、そこにはなんと世界中から100万人以上来場するらしいです。

参考元:バーチャルマーケット2022 Summer

3-4世界の探索

メタバースでは色んな人が世界をつくっており、入場制限などをかけられていなければ自由に入ってみることができます。
自分の発想にはなかった世界や、自分の理想の世界、もし自分が世界を作るとしたらこんなのがいいなとか参考になりそうです。
探索するのであれば日本最大の環境である「cluster(クラスター)」などが良いのではないかと思います。

4、メタバースとVR(Virtual Reality)の違い

メタバースと似たような技術でVRというものがあります。
このふたつは同じようなものに感じますが明確に違いがあります。
メタバースはインターネット上で他のユーザーと用いて交流する仮想空間、VRは仮想空間を現実的に体感する技術。
メタバースは仮想空間そのものを指す。
VRは技術、メタバースをより楽しむために使ったりするもの。
VRは一人で体験するもの、メタバースは様々な人とコミュニケーションがとれる。
最大の特徴はやはり自分一人なのか、相手がいるのかというところになってくると思います。

VRを楽しんでいる男性

5、メタバースのメリット・デメリット

メリット

メタバースは自宅にいても現実世界と同じような体験が得られるため現場に行かなくても臨場感が味わえます。

感染症対策

出かけたりする必要がないため感染症の予防対策にもなります。

手軽に参加できる

機材さえそろっていればいつでも簡単に参加できます。
自宅でできることもあって暇な時間にいつでもできます。

デメリット

たくさん楽しむためにはそれなりの機材が必要

機材がなくても楽しむことはできますが、存分に楽しむにはやはり機材はかかせません。
まず大事なのはネット環境です。安定して高速なインターネット回線はやはり外せません。
そして普通のパソコンよりはゲーミングパソコンのほうがよく、またVRゴーグルやコントローラーなどの周辺機器があるとより楽しむことができます。

敷居が高い

前述したとおり、深く楽しむためには機材がいるためそれだけでお金がかかってしまったりするため始めにくいと思ってしまう方も少なくないと思います。
パソコン・VRゴーグル・コントローラーの一式を揃えるだけでも人気な商品になると

パソコン15万円~
VRゴーグル・コントローラー6万円程度

20万以上かかってしまいます。

現実でのコミュニケーション不足

メタバース内への没入感が高いため依存してしまう可能性があり、そのため現実でのコミュニケーションが希薄になってしまう可能性が考えられます。依存してしまう可能性もありますが、現実のコミュニケーションが苦手という人の練習台にしたりメタバース内で練習したものを現実で使えるという面もあるのではないかと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?
メタバースについて少しでも理解していただければ幸いです。
ですがこの記事はほんの触りにすぎないのでもっと知りたいと思いましたら皆さんご自身で調べてみてください、自分のやりたい事が沢山見つかると思います。
ちなみに私は「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」がやりたくてしょうがないです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

作者情報

ゲームが好きなIT業界未経験者。現在はITパスポートに向け学習中、また休みの日は格闘ゲームでコンボ練習やネット対戦をしています。