公開日2021.12.29
最終更新日2022.10.05
はじめまして。2021年10月に全くの業界未経験でBREEZEに入社しました。
只今、【ITパスポート試験】という社会人なら取得しておきましょうという資格の試験勉強をしております。
が、しかしです!聞いたことない言葉ばかりだし、よくわからない計算もしなくちゃいけないし、英語も出てくるしで覚えることがたくさん盛り沢山です!!ITパスポートは、ストラジ系(経営全般)、マネジメント系(IT管理)、テクノロジ系(IT技術)の三つのジャンルから出題されます。
そんな中で今回は、ストラテジ系から出題されるISOについてその種類と、覚えるコツについて記事にしてみました。
〜ISOとは〜
ISO(アイエスオー)って聞いたことありますか??正式には
【International Organization for Standardization】
インターナショナル オーガナイゼーション フォー スタンダーディゼーション
という名前で、日本では【国際標準化機構】という意味になります。しかも本部はスイスです!チーズフォンデュです〜。
この組織が定めた規格を『ISO規格』と呼びます。
そのISO規格がなんなのかというと、世界中のあらゆる分野で同じ品質・同じレベルの製品やサービスを提供できるようにするための『世界共通の規格』です。
身近なものだと、ネジの規格やA4、A3用紙のサイズ、パソコンのキーボードの配置、クレジットカードの規格、非常口のマークなど様々なものがあります。
確かにクレジットカードって海外旅行に行った時など、なんの問題もなく使えますよね?
これはISO/IEC7810のID-1と呼ばれる縦53.98ミリ、横85.60ミリ、厚さ0.76ミリの国際規格で統一されているからなんです。だから海外でも問題なく使えるんですね。
あと、非常口のマーク!これも世界共通の規格で決められていたマークなんです。なんと、あのデザインを描いたのは日本の方です!
そして、誘導灯の色が緑なのは、火災時に炎の中で最も目立つ色だからだそうです。
さらにあの逃げている人には名前があるそうで、ピクトさん、もしくはピクトくんと言う名前がついてるみたいです。
オリンピックでも話題になったピクトグラム(メッセージを視覚的に伝えるデザインpictogram)そのピクトグラムの名前からつけられたそうですよ。
〜ISOの種類〜
ISOには色々な種類がありますが、今回はITパスポート試験に出題される三つのISOについてご紹介します。
- ISO9000シリーズ 品質マネジメントシステムに関する国際規格
- ISO14000シリーズ 環境マネジメントシステムに関する国際規格
- ISO27000シリーズ 情報マネジメントシステムに関する国際規格
〜ISO9000シリーズ〜
こちらは品質に関するISOになっていて、主に三つの種類があります。この9000シリーズは、製品やサービスの質を保ちつつ、より良くしていきましょう!という目的があります。一応ざっくりと簡単にですが紹介させていただきます。
●ISO9000-1 | 品質マネジメントシステムにおける基本や用語などの規定。 |
●ISO9001 | 品質マネジメントシステムの構築と運用のための要求事項。 構築と運用していることを組織に認められるとISO9001の 認証を得ることができます。 |
●ISO9004 | 構築した品質マネジメントシステムをさらに向上させるための 参考書みたいなもの。 |
ISO9001取得のメリット
- 企業としての信頼感や安心感がアップ
- 生産性の向上
- 責任と権限が明確になり、問題が起きても解決しやすくなる
企業として取得していれば、品質の国際基準をクリアした企業として認知されます。やることをISO9001によって明確化することで、無駄な作業や手順、人によってやり方が違う、教え方が違う、などがなくなり生産性の向上につながるでしょう。また、自分のやるべきこと(役割)がはっきりします。各部門の責任者が組織を管理することにより、問題発生時にも責任者への連絡がスムーズに行われるなどのメリットがあります。
〜ISO14000シリーズ〜
こちらは環境に関するISOになっています。ISO14000シリーズは種類がとても多いので、簡単にまとめたものを紹介させていただきます。14000シリーズは、企業活動が環境に及ぼす影響を最小限にできるように努力目標を設定して、その目標を達成するために頑張りましょう!という目的があります。
● IO14000~14009 | 環境マネジメントシステム |
● ISO14010~14019 | 環境監査と関係する環境調査 |
● ISO14020~14029 | 環境ラベル |
● ISO14030~14039 | 環境パフォーマンス評価 |
● ISO14040~14049 | ライフサイクルアセスメント(LCA) |
● ISO14050~14059 | 用語と定義 |
● ISO14063 | 環境コミュニケーション |
● ISO14060~14066 | 温室効果ガス |
ISO14001取得のメリット
- 環境リスク(事故・緊急事態)の回避、低減
- 業務改善による効率化
- 環境に対する自覚が芽生える
- 環境に対する企業活動によりイメージアップ、多方面に幅広くアピール
規格に沿って事前に緊急事態が起こった際の回避手順や対応訓練を行なっていることをアピールできます。業務が標準化されることにより、必要以上の業務がなくなることも魅力ですね。企業活動が環境に及ぼす影響を最小限にできるように努力目標を設定していることもわかりますし、環境問題に取り組んでいる企業としてクリーンなイメージが伝わり、近隣住民からの信頼も得られることでしょう。
〜ISO27000シリーズ〜
こちらは情報セキュリティマネジメントシステム(Information Security Management Systemsnの頭文字を取ってISMS)に関するISOになっています。27000シリーズは情報の漏洩や、サイバー攻撃から顧客情報や機密情報を守るシステムを構築しましょう!という目的があります。こちらもたくさんの種類があるので、またまた簡単にまとめたものを紹介させていただきます。
● ISO27000~ISO27010 | 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS) |
● ISO27011 | 電気通信事業者におけるISMSの実装のガイドライン |
● ISO27013 | ISO27000とISO27001の統合実装に関するガイド規格 |
● ISO27014 | 情報セキュリティガバナンス(内部監査) |
● ISO27015~ISO27799 | 色々な事業者による利用者の個人情報におけるISMSの管理策 |
ISO27000取得のメリット
- 企業の信頼感がアップ
- セキュリティの向上
- 従業員の意識向上
どうしても成果が見えずらい情報セキュリティの分野ですが、ISO27001取得によりきちんと情報セキュリティの対策を取っていると判断されます。損害の予防・発生時の損害抑制になるので、セキュリティによる事故を無くしたり、減らすことができます。きちんとセキュリティシステムを構築しマニュアルで管理することにより、意識の改善、モラルの向上につながります。
〜ISOの種類の覚え方〜
今回はITパスポート試験におけるISOの種類の覚え方ということなのですが、ITパスポート試験には三つのISOしか出てきません。
品質マネジメントシステムに関するISO9000
環境マネジメントシステムに関するISO14000
情報セキュリティマネジメントシステムに関するISO27000
なので、これをそのまま覚えていただくのが一番シンプルで覚えやすいかと思いましたが、閃きました!
ISO9000の覚えるコツは
ISO→いそ 9000→く と、言うことはISO9000=いそく、、、急ぐ 急ぐと良い品質のものは作れませんよね??
だから、ISO9000(急ぐ) 品質マネジメントシステム
続きまして、ISO14000の覚えるコツですが
ISO→いそ、、、磯 14000→いし、、、石 と、いうことは磯と石これは自然のものです!自然とくればやはり環境問題が連想されるかと思います!連想していただけるとありがたいです!
だから、ISO14000(磯、石) 環境マネジメントシステム
そして最後のISO27000の覚えるコツは
こちらは何もひらめかなかったので、このまま覚えていただければと思います。笑
すいません。。
〜まとめ〜
覚えるコツというよりも、ISOの種類を紹介してしまいました!ただ、三つしかないので、他に理由づけするよりはシンプルに暗記した方が覚えやすいのかと思いました。が、ちょっと無理矢理ですけど語呂合わせ的なのをひらめいたので書かせていただきました。ですが、自分はシンプル作戦で覚えるようにしています!笑
もし他に、この暗記方法いいよ!試してみて〜!というのがありましたら教えていただけると嬉しいです。自分も見つけ次第皆様に報告いたします。
では、ITパスポート試験頑張りましょう!!
出題内容や勉強方法については、こちらの記事もオススメです!