公開日2019.05.22
最終更新日2022.04.26
やあ、貴方の親愛なる隣人、ひげです。
社内外からのPCに関する問い合わせを受けるITヘルプデスクでは問題解決の為にコマンドプロンプトを利用することがあります。
実際に私がITヘルプデスクを経験して個人的に便利だと感じたコマンドを紹介したいと思います。
これからITヘルプデスクで働く方は参考にしてみてもいいかもしれません。
コマンドプロンプトとは
コマンドプロンプト(Command prompt)とはコマンド(命令)を入力して様々な操作を実行するシステムツール。
Windows PCにインストールされている。
macにも同じような機能のものが搭載されており、そちらはターミナルと呼ばれる。
便利な5つのコマンド
それでは覚えておくべき便利な5つのコマンドをご紹介します。
net user 〈アカウント名〉 /domain
社内ネットワークに参加しているアカウントの情報を表示させるコマンド。
ログインパスワードの有効期限や最後にログインした時刻を確認することが出来る。所属しているグループについても確認可能。
「パソコンへログインが出来ない」や「共有フォルダへアクセスが出来ない」などの問い合わせ時に状況確認の為によく使います。
ping 〈IPアドレス〉or〈ホスト名〉
相手にパケットを送信して通信が出来ているか確認するコマンド。
ネットワークが繋がらない旨の問い合わせが来たら、脊髄反応でとりあえずこれを実行しましょう。
また、IPアドレスを新規に払い出す際にバッティング(競合)を防ぐ為の確認として使用することもあります。
ipconfig /all
ネットワーク設定情報を取得出来るコマンド。
ネットワークが繋がらない際などに設定状況を確認するために使用する。
IPアドレスの他にもDNSサーバーの設定も一括で確認できるので便利です。
nbtstat -A 〈IPアドレス〉
IPアドレスから利用しているパソコン名(ホスト名)を調べるコマンド。
IPアドレスが競合してしまった時にパソコンを特定する際によく使います。
gpupdate /force
グループポリシーの適用を強制するコマンド。
社内ネットワークのパソコンの中には何らかしらのトラブルでグループポリシーが適用されない場合があるので、その際に利用する。
最後に
他にも覚えておくと便利なコマンドはあると思いますが、この5つのコマンドが使えれば日々のトラブルには問題なく対応できます。
ITヘルプデスクでは、いかに早く原因を特定して問題を解決できるかが重要になってきます、上記のコマンドは必ず皆さんの力になってくれますよ。