公開日2022.11.15
最終更新日2022.11.15
PCやスマホを利用する際にWindows、MacOS、iOS、Androidなどを聞いたことありますか?
これらは全てOSと呼ばれるものです。知っている方も多いのではないでしょうか。
では、購入の際にWindows10Home、Windows11Proなどで悩んだ方はいますか?
「聞いたことはあっても、違いまでは知らない」と言う方が多いと思います。
この記事では、OSとはそもそも何か、グレードの違い、あなたに最適なWindowsグレードをご紹介します。
そもそもOSとは?
OSとはアプリを使用するための土台
OSとはオペレーティングシステムの略で、「基本ソフトウェア」とも呼ばれています。
PCやスマホ、タブレットでアプリを使用するための土台みたいなものです。
機能や役割は異なりますが、OSはゲーム機や冷蔵庫、ルンバなどの家電にも搭載されています。
普段それらの機器に電源を入れたら画面が映り、文字を入力したり、検索したりと、これらは全てOSがあってできることです。逆にOSがないとPCやスマホなどの端末はただの箱に過ぎません。
要するに、OSは端末全体を管理・制御し、人が使いやすいようにしているのです。
参考:digitalhollywood|OSとは?初心者向けにスマホやPCのOS種類や役割について解説!
OSの種類
PCのOSではMicrosoft社のWindows、Apple社のMacOSが代表的です。
この2つのOSは日本国内でも世界でも市場シェアのほとんどを占めています。
また、企業のサーバーとして使用されることが多いUnixやLinuxもOSの一種です。
最近では、Google社のChromeOSも注目を集めています。
スマホのOSには、Apple社のiOSやGoogle社のAndroidがあります。
OSにはどんな役割があるの?
端末を使用するためのOSは主に5つの機能を備えています。
機能 | 役割 |
---|---|
タスク管理 | マルチタスクを管理する |
メモリ管理 | 各プロセスで使用するメモリ領域を管理する |
ファイル管理 | 文書、画像、音声などのファイルを階層構造に整理し管理する |
周辺機器の管理 | マウス、キーボード、スピーカーなどと接続できるよう管理する |
APIの提供 | APIとはアプリケーションプログラミングインターフェースの略 アプリやソフトウェア同士を繋ぐ入口のような役割を担っている |
Windows11 グレードとは
Windowsの中で、さらにグレードと呼ばれる種類が存在します。
グレードが違うと使える機能に違いがあります。
ここでは最新のWindows11について見ていきます。
- Home (個人向け)
- Pro(個人、企業向け)
- Enterprise(大企業向け)
- Education(教育機関向け)
大きく分けて4つのグレードがあり、それぞれに特徴があります。
次項では個人向けであるHomeとProについて詳しく見ていきましょう。
Windows11 グレードの違い
Home
- 個人向け
- 価格 ¥16,000〜¥20,000
- 基本機能
- Microsoft Edge
- スナップレイアウト
- デスクトップ
- タッチ、ペン、ボイスエクスペリエンスなど様々な操作方法
- 基本セキュリティ
- デバイスの暗号化
- デバイスの追跡
- ファイアウォールとネットワーク保護
- 保護者による制限と保護
Pro
- 個人、企業向け
- 価格 ¥21,000〜¥30,000
- 基本機能、基本セキュリティ(Homeと同様)
- Pro特有のビジネス機能
- 社内ネットワークを利用することを大前提としている
- リモートデスクトップ(PCの遠隔操作)
- Bit Locker(ドライブごとにセキュリティロックをかける)
- Hyper-V(1台のPCに複数の仮想PCを稼働させ独立してOSを使える)
- 企業で使うアプリの一括管理が可能
- 高スペックハードへの対応
- Pro特有のセキュリティ
- Bit Locker
- Windows情報保護
その他のグレード
- Enterprise
- 大企業向け
- Proの機能にダイレクトアクセス、Branch Cache、スタート画面コントロールなどを追加したもの
- Education/SE
- 教育機関向け
- スペックを抑え低価格
- Word、Excel、PowerPointなどのOfficeソフトをオフラインで使用できる
- アプリを自由にインストールできない
ここで紹介したOSは企業や教育機関が選択するものなので、個人でも購入することはほぼありません。
あなたが購入するべきグレードは?
Home | Pro | |
---|---|---|
ユーザー | 個人 | 個人、企業 |
価格 | ¥16,000〜¥20,000 | ¥21,000〜¥30,000 |
基本機能 | ◯ | ◯ |
ビジネス機能 | – | ◯ |
セキュリティ | 基本セキュリティ | 基本セキュリティ Bit Locker Windows情報保護 |
最大CPUコア数 | 64 | 128 |
最大メモリ容量 | 128GB | 2TB |
Homeは個人で利用する人、会社から指定がない人、会社自体がPro対応していない場合におすすめします。日常や通常業務レベルではHome容量を超えることはほとんどないため、問題なく使用できます。
一方、Proはセキュリティが強く、リモートアクセスが可能であることが特徴です。また、システム開発系の方はHyper-Vを用いてのテストが可能です。
Proは社内利用やシステム開発系での利用が想定される人、個人PCを職場で使用する際に会社からの指定がある人におすすめします。
まとめ
この記事では主にWindows11のHomeとProを見てきました。もちろん他にもたくさんのOSやグレードがあります。
自分に必要な機能や性能を知り、自分にあったグレードを購入することでより快適にPCを使える様になります。
今後PCやOSを選ぶ際の参考にしてみてください!