公開日2020.11.18
最終更新日2022.10.04
私自身趣味としてイラストを描く事が多く、Twitterやpixivなどネット上に仕上げた作品を載せて評価して頂いている日常を送っております。
その流れをしていると、周りの方が「無断転載されていた」、「無断転載されているアカウントからメッセージが来た」など色々と声を聞き、無断転載に感じて強く意識していました。
なので今回、無断転載について書いてみようと思い色々自身で調べていた知識を、知らなかったとこと調べ、まとめてみたいと思います。
ゆっくり見て頂いたら幸いです。
無断転載とは・・・?
無断転載とは他人の著作物を複製して、もともと公開されていた場所とは別の場所に無断で公開すること。
pixiv、Twitterなどにアップされているイラストを勝手に自分が描いたかのようにネット上にアップしたり、拡散目的で使用するなど多くあります。
誰でも使用しているTwitterっていいねやRT(拡散)されると気持ち的に嬉しくなりますよね?私も、少しのいいねだけでも嬉しくなります!
しかし、それを利用してフォロワーを稼ぎたい、拡散数を増やして有名になりたいと思う方が少なからずいらっしゃいます。その際に無断転載が多いと思われます。
もし、自身が長時間かけて考え作り上げた作品を許可なく、知らない方に無断で使用されたらどう思いますか?
「自分のツイートより拡散されているからいいや!」「こんなに拡散されてるなら自分が有名になるね!」
…そんな考えをしてる人は、天然ちゃんかいい人くらいかと思います。普通ならいい思いはしないはずです。あってはならないことなので、それはしっかり「著作権の侵害!」否定的な気持ちを持ちましょう!
無断転載がなぜダメなのか・・・?
皆さんは著作権をご存知でしょうか?
著作権とは、著作者(作品を作った人)だけが著作物を使用することが出来る権利の事です。著作者の使用には著作者の許可が必要になります。
もしも著作権の違反をしまった場合
- 損害賠償請求といった民事上の請求
- 罰金や懲役といった刑事罰
と二つの罰が与えられます。
他にも、知的財産権というものもあります。著作権に似ていますので違いを説明いたします。
知的財産権とは、著作物や工業所有権などといった無体物について、その著作者などが、それに対する複製など多くの行為に関して(無体物であるにもかかわらず、あたかも有体物として財産としている、あるいは所有しているが如く)専有することができるという権利である。
ちなみに精神文化的なものを「著作権」となりますので間違わないようにしましょう。
これにより、無断転載は著作権の侵害となりますのでNGなのです。どんな作品にも著作権があります。作者から許可を貰わない限り勝手に使用してはいけません!
著作権以外でも、無断転載がダメな理由は沢山あります。そのうちの一つをネット上からしったことですが、絵にしてみました。
絵では、無断転載している側が多くの拡散で有名人となっていました。しかし、発言にとても問題があり、軽く炎上をしている模様。
Aさんか、犯人側が原作者だと思っております。しかし数日後、原作者の同じイラストを発見。軽く炎上していたからアカウントを消して新しいアカウントから再投稿してフォロワーを集める気だと思ってしまい、どうしてまた繰り返すのか発言をしました。ですが、原作者はそんなことはしていないので混乱しますよね?
このように、絵師にとってはイラストが自分の顔となります。なので、無断転載されていた絵を先に見た人は、それが原作として認識してしまいます。そうなると、トラブルになりかねません。
ネット上では、本人がいますので、人違いと間違われる場合もありますし、作品に対してもイメージが下がってしまう恐れがありますので、無断転載は行わないでください。
引用と何が違うのか?
引用と転載はどちらとも他の著作物を複製やコピーをする行為です。しかし大きく違う点がありますので、知っておいてほしいのでまとめてみました。
まずは、それぞれの説明をしつつ違いを説明していきます。
引用とは、自己の作品の中で他の方著作を副次的に紹介する際、先人の芸術作品やその要素を副次的に自己の作品に取り入れること。
基本的にはすべての作品には著作権があるため、個人的、家庭内使用といった私的のための複製などの一部を除き他人が無断で複製することはしてはいけません。
転載とは、他の方の著作物を複製し、もともと公開されていた場所とは別の場所に公開すること。引用とは異なり、転載をするには、著作権者の許諾が必要です。好きな作品、知ってもらいたくて私的の拡散目的でも、無断で転載することは違反となります。
この二つの違いとしては、引用は著作権法上(第32条)より「公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれる場合には、無断で他人の著作物(公表されたもの)を引用することができる」としていまます。
無断転載の対策方法
作品に自身のサインを書き込む
作品に対して、TwitterのIDや自身しかわからないサインをどこでもいいので書き込む。
※今は加工アプリがあり、隠されてしまう場合がありますが、書き込んであるだけで証拠になります。成るべく消えにくいところに描くのがポイントです!
プロフィールで無断転載について触れる
法的な制限はありませんが、ネット上のプロフィールに無断転載について説明をしましょう。
※書きこまないだけでも結構違います。書いていないと使用していいと判断しており、無断転載の説明がなかったから使用していいのかと思いこまれてしまいます。
以下のサイトに日本語・中国語・英語で転載禁止の例文が紹介されています!
参考:パソコン修理のエヌシステムBLOG
Twitterへ著作権侵害の報告
実は、Twitterでの著作権侵害について報告ができます。
著作権侵害について報告するURL
※手順については詳しく記載されているサイトがありますので、読んでみてください。
参考:IEFL | 知らない間にやっているかも!?Twitter無断転載に注意
まとめ
無断転載は二次創作や絵師だけでなく、作品そのもののイメージを下げてしまうつながりになりますので、絶対にやらないでください!
無断転載をして「紹介してあげているのです!」「あなたより私の方が拡散できているからありがたく思ってください」と言う人がいますが、それは紹介ではありません。とてもありがたくもないです。
必ず元の作品へ直接案内(リンク、TwitterでのRT)するようにしましょう!
個人的に私は無断転載をされた覚えはありませんが、周りがされているところを見ていると心が落ち込みます。ダメなことはしないようにしましょう!
追記:トレパクについての記事もあるので読んでみてください!!