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はじめまして、さるぼぼです。

今回から僕がCCNPを約1年半かけて取得した話をしていきます。
なるべく小難しい話は抜きにして、どんな経緯で勉強を始めてどんな勉強方法をとっていたのか、僕のこの1年半を完全主観で受験体験記を書いていきます。
なので、ガチガチの技術解説やマジ対策は期待しないでくださいね。

CCNAとは関係ない個人的な話も多分に含まれるので、勉強方法だけ知りたい方は一番下の項目「勉強法まとめ」をご覧ください。

CCENT/CCNA

◆岐阜のパティシエはなぜ東京でITを始めたか。

僕は約4年間パティシエという器用さとセンスの化け物が巣食う業界に居ました。22歳の夏、自分のセンスの限界に感じ僕は転職を考えていた
じゃあ次は何の仕事をするか?
僕の提示する条件は楽で、高収入で、休みもいっぱいあって、見栄えもよくて、学歴も関係無くて、やりがいがある。…残念ながら、そんな仕事は岐阜の田舎には無かったのである
「じゃあどうすればいいんだ!俺は学歴も自頭も貧弱なんだぞ!」
そういって地団駄を踏む僕を見かねた母が
「都会に行けば仕事は腐るほどあるやろ?引っ越す金は自分で作んなよ!!」

母からの引っ越し資金は絶対に出さないという強い意思を感じつつ、次に働く業界の候補の要素を考えたが
「技術力があれば学歴無くてもどうにかなる」「興味があるもの」「飲食以外」
とりあえず僕が思いついて該当するのはITだけであった。(今にして思えば浅はかな考えだと思うが仕方ない。無知な田舎者なのだ)
かくしてパティシエに加え居酒屋で掛け持ちを行い死に物狂いで引っ越し資金稼ぎと少しでもITの勉強していく日々が始まったのである。

◆パティシエとCCNAの出会い

「0からIT業界に飛び込む以上、上京前に少しでも勉強しておかなくては!」
そう思ったはいいがちょっとググったらIT業界は想像以上にいろんなエンジニアの種類があった

「なんやこれ、めっちゃ敷居高いやん?全部何言ってるか分からん、これ無理じゃね?」

IT業界は甘くないと感じたが、だからと言ってパティシエを続けていく気にもならないし今更難しそうだからと両親に上京キャンセルを伝えるのは恥ずかしいのでまずは資格や!とりあえず簡単な資格もあるやろ!そう思って色々調べ始め僕の考えたベストな資格は「ITパスポート」「CCNA」の二択に絞られ、更にググったらITパスポートよりCCNAのほうがなんか価値ありそう!
ネットワーク登竜門とか書いてあるし、これでいいじゃん!
そんなノリでCCNAの勉強を開始したのだ。

※CCNAがそもそも何なのかという話は長くなるので簡単に書きますが Ciscoというアメリカの超巨大ネットワーク機器の企業が行っている試験です とりあえずこれ取れれば、少しはネットワークのこと知ってるって認めてやるよ、的な試験です。

 CCNAの中に「ICND1」と「ICND2」の2教科が存在し両方合格すればCCNAホルダーとして認められる仕組みになっていますちなみにICND1 のみを指してCCENTとも呼ばれていますCiscoの受験は高額でしかも期限付きというシビアなものでさらに申し込み方法も複雑とまではいわないが、ピアソンアカウント登録が必須であったりやや面倒ではあります。
ただ、その特徴として各地に存在する試験センターに行けばほぼ毎日受験することが可能で申し込みもギリギリで問題ないです。

◆働きながら完全独学でCCENT

まず、勉強をすると言ってもどうすればいいのか?
とりあえず評判のいい教科書だろ!そう思ってメ●カリで2つのCCENT用の中古の参考書を購入しました。
購入したのは…

◇タイトル:徹底攻略 Cisco CCENT/CCNA Routing & Switching 教科書 ICND1編発行:インプレス(通称:黒本)

◇タイトル:1週間で CCNAの基礎が学べる本第2版発行:ソキウス・ジャパン(通称:ゾウさん本)

先に届いた徹底攻略の教科書(以下黒本)は800ページ超の広辞苑くらい分厚い本でした、しかも1ページ目から頑張って読んでも、正直何を言っているのか理解できない有様で
「これは無理だ!ゾウさん本が分からなければ俺にはもうどうしようもない!」
待ち遠しい気持ちと理解できなかったらどうしようという不安を胸に、届いたゾウさん本は黒本に比べればなんとなく理解できる!といったところ。

ゾウさん本の構成は1日目、2日目…と続き7日目で基礎の基礎が分かるでしょ?といった内容だったが3日目まで理解した頃には1週間経っていたのだから、少し自信を無くしてしまった。(これは僕の自頭の問題である、ゾウさん本は素晴らしい書籍です)

ちなみにその頃の勉強方法は「教科書を読んで、ノートにまとめる」のみという中学生並みの勉強方法のみで分からないことがあって調べてもよく分からないし周りに有識者もいなかったので只々詰んでいくという少々悲しい状態であった。
わからない所で悩んでいても一度も解決しなかったのでとりあえずページを進めることにした後になって分かったがNWの勉強においては、こうした後回し戦法は有効である場合が多い。
ネットワークの技術は方々で似たような知識や通信方式を持つことも多く、一つ深く理解出来たら、芋づる式に理解できることもあるのである。

掛け持ちの居酒屋が無い日だけ勉強をし、1週間で終わるという触れ込みの本を1か月かけて読破したところで、再び黒本を読み始めたのだが前回全く理解できなかった黒本が多少は理解できるようになったことに感動を覚えた。
いいぞ、流石評判がいいだけはあるゾウさん。
ただ黒本はゾウさん本とは違いとにかく重く、情報量がある。
正直掛け持ちで働きながら半年後に迫った引っ越しまでに黒本を読破することは出来ないと感じ読破は諦め、「半分まで読めればいいや」くらいの気持ちで読み進めることにした。

そして半年が経ち、引っ越し当日の段階で黒本の進捗度は25%ほどであった、この情けない進捗具合の原因はモチベーションが保てなかったことに尽きる。

「本当に俺がやっている勉強は意味があるのか?」
「登竜門的資格を全く理解できないとか俺は相当な阿保なのでは?」
「単純に仕事がつかれる…」
バイトを掛け持ちし、ついにはリアル嘔吐した。
そんな感情のせいで勉強も思うように進まず半年間をかなり無駄にしたのであった。

◆ニートのCCENTへの挑戦

田舎から4月に上京し僕はニートであった。
なぜニートだったかといえば、上京する前に就職活動をしなかったからである理由は色々(岐阜から東京まで面接に行っていられない、実際の勤務地周辺を見てから職場も決めたい、これまでこんなに働いてきたのだから少しくらい休んでもいいじゃないか、、、etc)だが、結論から言えば単純に嫌なものを先延ばしにしていただけ。

ただ、僕は幸せなことに愛する彼女とともに上京し同棲していた。
そして彼女は僕とは違い上京前から就活を決めて、引っ越し後約2週間で働きだしたのであった。
働く彼女を尻目にのそのそと就職活動を開始し、弊社にたどり着いたわけだが、タイミング的に入社日が7月になってしまったので約3か月ニートになることが決定した。

いざ入社が決まると流石に焦りだした、自分はITのプロにならなくてはいけないのだ

「まずい、俺何にもわからんぞ、あんなに時間はあったのに何をしていたんだ!?」

過去の自分を呪った。
…が、呪っていても仕方がないのでとりあえず再びCCENTの勉強に取り掛かった、人間尻に火が付くとやはり強い、これまでとは違い実際の試験を意識して勉強することを決めた。
そこで使ったのは以下のサイトだ

@Ping-t

@3分ネットワーク

@CCNAイージス

結論から言おう、正直この3つあればCCNAは高確率で取れる

基礎を学びたいなら3分ネットワーク

このサイトは良い。今まで触れたCCNA資料媒体で分かりやすさ№1だ。
昔懐かしいFlashで動きを付けて技術を表現してくれててありがたい。
ただ、とても分かりやすいが、範囲的にはそこまで網羅出来てないので注意が必要である。

CCNAイージス

これは無料の教科書だ。
サイトの管理人が市販の教科書と同じ品質を持っていると記載していたが、これは本当なのである。黒本のほうが細かいと言えば細かいのだが、正直必要以上の細かさもあり初心者には辛い。
なので、黒本は寧ろ理解出来てから買うくらいでもいいかもしれない。
※決して自分は黒本否定派ではない、寧ろトータルで4教科分の黒本を購入している。

仕上げにping-t

これはCCNA対策として最強、大体600問くらいの問題に挑戦出来てほぼ実試験レベルである逆にPing-t通らずにCCNA受ける人いるのか?というレベル。
基本的には課金制のサイトだがCCENTまでの範囲なら無料アカウントで問題を解くことができる。

このサイトの模擬演習モードが余裕になればCCENTであればほぼ合格できる。
Ping-tオリジナルの解説に加え外部のサイトのリンクまで問題ごとに用意がある周到ぶりだこれらが便利なのはスマホで見ることができるという点、これは通勤時に力を発揮してくれた。田舎の車移動から電車移動に移った僕にとって音楽を聴く以外の選択肢ができたのは大きなことだ。

この電車移動の際の勉強というのは結構ばかにならないので書籍を購入する際もkindleなどの電子書籍の購入を強く推奨したい。
kindleなら定期的にセールもあるし、スマホさえあればいつでも見られる、紙の本は重くかさばるので持ち運ぶのも億劫になるし、ふとした時に手元にないことも多い。

不思議なことに岐阜にいた頃とは勉強の捗る速度が全く違った。今にして思うと恐らくこれまでのやり方ががむしゃらすぎたのだと思う、素晴らしいサイトを作成していただいた方々には感謝しかない。

とはいえ残り二カ月程度でCCNAを取得するのは流石に不可能だったのでCCENTを何とか!
とも思っていたのだが、毎日の家の家事、ゲームのデイリー、夜は彼女との時間を作る言い訳が得意なニートには時間がないと言い訳し結局CCENTを取得することなく入社を迎えた。

◆初めてのCisco受験

入社し即現場も決まった僕は、流石になるべく早くCCENTの取得を目指した。
当時住んでいた町田のアパートから現場まで約2時間弱、正直遠かったが勉強するにはちょうど良い時間が生まれたので、スマホ片手にPing-tを解きまくった(朝の小田急線でスマホ片手に優雅に勉強とはいかなかったが、それでも解くのである)
ある程度Ping-tの問題が一通り理解できるようになったら精度を上げていく作業が始まる。
個人的にはPing-tの全ての問題を見て、「なんとなく聞かれてる内容が分かるぞ!」というような段階になればもうゴールは近いと思っています。

本格的にCCENTの勉強を始めて約3か月、やっていた勉強の6割はPing-tだった
残りはPing-tだけではわかりにくかったところを埋める作業で、ほぼPing-tの奴隷であった。ニートの時に比べれば勉強時間は減ったし日々の家事も時間に追われるようになったが、勉強は続けた。

上記3サイト+黒本を読破し自信を付けいい加減に受験することを決めて申し込みをした。

ちなみに
実際の試験ではペンとホワイトボード、イヤーマフなどがもらえる。(ただこのペン、キャップを取り外したままだととんでもない速度で乾いて使えなくなる。あとイヤーマフはとんでもなく締め付けが強いので注意)
この試験はPCとにらめっこで行う試験で、試験部屋の外に管理人の人がいるスタイルだタイミングによっては同じ部屋に他の受験者もがいるので気を取られないようにしなければならない。
他の受験者など俺の合格を祝うためのモブなのだと、そんな強い気持ちが必要だ。
だいたい60問前後、90分間での試験を終えるとすぐに使っていた端末に合格/不合格の文字が出る。
流石に結構緊張するが、手ごたえもあったので大丈夫だろうと結果のリンクを押すと…

「合格」

流石にガッツポーズが出た。
よかった、これで職場の人たちや、営業、彼女にいい報告ができる。
そんないい気分で町田の試験センターを後にしたのであった。
この後待ち受けるCCNA受験時の悲劇も知らずに…

◆勉強法まとめ ~「CCENT」の場合~

CCENTを受験する方はほぼ何も知識がない方が多いと思うのである意味この試験が一番大変かもしれません。最初は分からなくてくじけることも多いと思いますが、最初はそんなもんです気にしないことが大事。
自分に合った勉強法をするのがいいと思いますが、まず勉強法が分からん!という人もいると思うので僕のおすすめの受験までの勉強法を紹介します。

①まずはゾウさん本を読む

岐阜にいたころから買っている本ですが、そうとう分かりやすい本です。
この本でもはじめの内は分からない所もあると思います、それが普通です。
それでもこの本を読破すれば、CCENTレベルの知識なら
「何にもわからない」→「何となく見覚えはある」になれます
人間全く知らないものに対してはなかなか理解するのが難しいですが、少しでも知っていると理解のしやすさが段違いです。

②1度CCNAイージスを全部流し見しよう

理解できなくても大丈夫、逆にイージスが理解できていたらその時点で合格できます。
とりあえず一回全部見て範囲内の技術を何となく見覚えのある状態にしておきましょう細かく覚えるのは後からできます。
内容の制度はめちゃくちゃ高く、CCNPを受験する時も大いに役に立ってくれました。

③Ping-tやってみよう

まだCCNA読んだ直後ではほとんどの問題は解けないと思います。ただ、出来るだけ一度間違えた問題はその場で理解していくのがおすすめ。
解説が丁寧なので繰り返していくうちに理解できるようになる、、多分
覚えることが膨大にあったり、ややこしい問題も多いですがここは繰り返すしかないです、どうしても理解できない問題があればどんどん後回しにしてしまいましょう。
何せ覚えることが多いので出来るときにどんどん知識を定着させていくのが大切です

④ping-tの模擬試験モードで90%の正答率が常に維持できるようになれば受験!

実際の試験では日本語がおかしかったり、全く聞いたこともないような単語が出てきたりするので油断は禁物!不安なら黒本問題集もやっとこう。
あとping-tの合格体験記も読んでおこう、実際の試験内容に結構触れている内容も多いぞ!

失敗した勉強法

以下は僕がやらかした勉強法

●とにかく教科書(黒本)を読むだけ。そして理解できるまで進まない
これは本当に失敗、特に「理解できるまで進まない」の部分のほうが良くなかった。
理解できなくても進むべき、あらゆる全体像が少しづつ見えてくることで詳細が分かってきます、わからなかったら次のページを読むべき!

●問題を解くのを嫌がった
本当の最初は試験どころではないので問題ないが理解度が半分くらいまでいったらどんどんPing-tで問題を解くべき。(黒本問題集でもOK)
確実にそのほうが定着は早い、できるだけ早くから問題を解こう。

●モチベーションの維持が出来なかった
勉強法というわけではありませんが、勉強なんてモチベーションが全てだと思っています
「会社に言われたから嫌々」「なんかみんな勉強していて気が引けるから…」「まあほしいけど時間はあるし、のんびりやろう」
多分こういうモチベーションなら僕もいまだにCCNAを取れているかどうかくらいだったと思います、僕の場合のモチベーションは「将来に対する不安による焦り」と「恋人を守れるようにならなければ」です。
前者の理由はあまり気持ちのいい理由ではありませんが、焦りや不安を持つことは大事な気がします。根拠のない自信や、何とかなるさ精神を持っていたこともありますが、全く何とかなりませんでした。
後者みたいな守りたい人やものがあるというのも強いです、自分だけの問題じゃなくなりますからね。
何にせよ、IT業界は常に勉強が必要なので技術に対するモチベーションを各々持っておくことが必要です。

最後に

長々読んでいただきありがとうございます。
この長い文章を全部読むよりゾウさん本を読むほうがたやすいかもしれませんさあ、迷っているのなら今すぐゾウさん本を買うのです。CCNAはすぐそこだ。

次回はCCNA取得編です。

作者情報
昔パティシエをしてた記憶があります。 特技は独力引っ越しです。 CCNPを頑張って取りましたがネットワークのことは良く分かりません。