公開日2023.07.25
最終更新日2023.10.23
こんにちは、ぱぴこです。
夏も近づき、蒸し暑くなってきましたね…。
今年も暑くなるようなので、体調管理に気を付けて過ごしましょう!
さて今回は、MOS試験のPowerPoint(プレゼンテーション ソフト)科目についてご紹介したいと思います。
資格概要とともに、筆者の勉強方法や実際にPowerPoint 365バージョンを受験してみての注意点等も記載しておりますので、参考にしていただければと思います。
MOS PowerPoint科目の試験とは?
受験実施バージョンや試験概要をチェックしよう!
今回は、PowerPoint科目についてのみ紹介いたします。
PowerPoint科目のレベルは一般レベルのみで、バージョンは以下の通りになります。
※2023年6月現在、PowerPoint 2013バージョンは廃止されています。
PowerPoint 365 |
PowerPoint 2019 |
PowerPoint 2016 |
試験形態、試験時間、受験料はどのバージョンでも変わりなく、以下の通りになります。
項目 | 内容 |
試験の形態 | コンピューターを使った実技試験(CBT) |
試験時間 | 50分 |
受験料 | 一般価格:10,780円(税込) 学割価格:8,580円(税込) |
出題範囲に関してもバージョンごとに大きな差はありませんが、新機能が追加された場合は、そちらが試験内容に含まれるようになっているようです。
詳しくは、MOS公式サイトの試験概要より、各科目・バージョンの試験内容をご確認ください。
試験は5〜10個のプロジェクトで構成されており、プロジェクトごとにタスク(問題)が1〜7個用意されています。試験全体で26〜35個ほど問題が出題されていることになりますので、解答した問題が少ないと感じた際は、タスクの見落としがないかチェックしましょう。
公式サイトに合格点は掲載されていませんが、筆者の合格レポートには700点/1000点が合格点と記載されていました。
余裕を持って、800点は取りたいところですね!
勉強方法や勉強時間は?
どのような問題集を使い、どのように勉強を進めたのか?
さて、受験するバージョンを決めたら、いよいよ勉強開始です!
各々やり方があるかと思いますが、ここでは筆者の勉強方法を紹介いたします。問題集は日経BP社のMOS攻略問題集を使用しました。
勉強方法はいたってシンプルです。
解説を見ながら練習問題を実施 ↓ 解説を見ずに練習問題を実施 ↓ 模擬試験5回分を実施し、不正解問題を復習 ↓ 試験日まで、ランダム模擬試験を1日1回必ず実施 ※不安のある問題や苦手な練習問題を再度実施 |
トータルの勉強時間は、30〜40時間ほどでしょうか。
筆者は心配性なので(受験料もお高いので…)問題集をがっつりやりこみましたが、試験の難易度はそこまで高くありません。
PowerPointに慣れている方や、Excel科目もしくはWord科目の一般レベルを受験した経験のある方は、ここまでやりこまなくても良いかもしれません。
慣れている方は、10〜20時間ほどで対策可能かと思います。
ただ、使用したことのない機能が出題される可能性があるため、できれば問題集は一読しておきましょう。
また、問題文や出題形式・試験時間配分に慣れるため、模擬試験は必ず実施しておいた方が良いでしょう。
問題集に関しては、MOS公式サイトのMOS対策教材を使用するのがおすすめです。
日経BP社のものでも、FOM出版のものでも、大きな違いはないのでお好みで大丈夫です。
いざ受験、準備はしっかりと!
受験前の受験者IDチェック、受験中の注意点をしっかり確認!
ここからは、実際に受験してみて感じたことや注意点を書こうと思います。
まず受験前の準備として、初受験の人は受験前にオデッセイ コミュニケーションズの受験者ID登録ページで受験者ID登録を忘れないようにしましょう。
受験経験のある方は以前のIDを使用できますが、念のためログインできるか確認しておくと安心です。
次に出題形式ですが、問題集の模擬試験とほぼ同じなので、落ち着いて解答すれば問題ないでしょう。ミスを誘うように、言い回しや表現が模擬試験と多少異なっていたり、分かりにくくなっていたりするので、問題文はしっかり読むようにしてください。
深読みしすぎる必要はありませんが、読み間違いなどには注意です。
Excel科目もしくはWord科目の一般レベルを受験した経験のある方は、操作感や出題形式はほぼ同じと思っていただいて良いと思います。
ExcelやWordの組み込み方に少々コツがいるのと、PowerPoint特有の機能があるので、そちらの学習をきちんと行うと良いでしょう。
MOS試験は満点を目指す必要はありません。前述したように、700〜800点以上取れれば合格できます。1つ1つのタスクに拘りすぎず、バランスよく解答していきましょう。
解答を終え試験時間に余力がある方は、プレビュー画面から問題に戻り見直しを行いましょう。
全てを解答しなおす必要はありませんが、文字列や数値の打ち間違い、操作適応ミスなどがないかチェックしておくと良いです。
ちなみに文字列や数値は、打ち間違いなどのミスを防ぐために問題文をコピペするのがおすすめです。
事前にできる対策をしっかり行い、合格を目指しましょう!
すでに合格科目を持っている方は要注意!
要注意!2016バージョンは同一バージョンでないとMOSの称号を得られない!?
受験するに際して苦労したこと…というか混乱したことですが、筆者は受験するバージョン選びにとても迷いました。
MOSでは、規定の試験科目に合格するとMOSの称号というものが贈られます。
Officeのバージョンや合格科目により称号が異なるのですが、対象となる科目をすべて同一バージョンで合格しなければなりません。
筆者はPowerPoint科目を受験する以前に、Excel科目とWord科目の一般レベルを受験し合格していました。
PowerPoint科目に合格すれば、MOS Associateの称号を得ることができる状態です。
しかし、筆者がExcel科目とWord科目の一般レベルを受験した当時は、2019バージョンと365バージョンが区別されておらず2019&365というバージョンでした。
受験するバージョンを選ぼうとしたところ、2019バージョンと365バージョンが別々になっており、自分が合格したバージョンがどちらに区分されるのか、MOS Associateの称号を得るためにどちらのバージョンを受験すべきか分からなかったのです。
ひとまず最新バージョンを、と365バージョンで申込を完了した後に、受験者ID確認で2019&365バージョンは2019バージョンになったのだと知ったのです。
同一バージョンで合格が条件のMOS Associateの称号は、今回は諦めるか…と思いながら受験しました。
無事、PowerPoint 365バージョンに合格することができ、デジタル認定証を確認したところ…なんと、MOS Associateの称号を得ることができていました!
ラッキーなことに、2019バージョンは365バージョンと混同して、365のAssociate認定やExpert認定が得られるそうなのです。
2019バージョンのPowerPoint科目をもう一回受験せねばならないのか…と思いましたが、本当にラッキーでした(笑)
皆さんが受験をする際は、オデッセイコミュニケーションズの登録情報の確認とともに、ご自身がお持ちのデジタル認定証の確認もしっかりしてからお申し込みくださいね。
なお、2016バージョンは同一バージョンでないとMOSの称号を得ることはできませんので、ご注意ください。
今後はバージョンごとのアップデートも365バージョンの試験内容に反映されていくとのことなので、これから受験する人は365バージョンを受験すると良いかもしれません。
こちらの記事が参考になります。
MOSの学校|MOS365とは?概要・2019との違い・開始時期(2023年4月~)
資格を取ったら活用しよう!
せっかく手に入れた資格、活かさないともったいない!
PowerPoint科目の資格を活かせる場面は様々あるかと思います。
一番に思いつくのは、成果発表やプレゼンテーションのスライド(資料)作成でしょうか。
スライドマスターなどを活用すれば、デザインや効果を一括で操作できるので、統一感のあるスライドを短時間で作成することができます。
Excelの表やWordの資料を組み込むこともできるので、分かりやすく見やすいスライドを作成できるでしょう。
発表者ツールでは、ペンツールでスライド上に文字や線を書くこともできるので、効果的な発表もできますね。
また、歓送迎会やイベントのスライド作成にも活かせそうです。
アニメーションや画面切り替えなどの効果の種類が豊富なので、華やかなスライドを作成することができるでしょう。
動画や音声を組み込むだけでなくPC操作画面の録画もできるので、動画作成などにも活用できます。
さいごに
MOS試験ではOfficeの機能全体を幅広く問われるため、資格勉強をすることで、今まで知らなかったり使わなかったりしたOfficeの機能を幅広く知ることができます。
PowerPoint科目だけに限らず他の科目にも共通するメリットですし、一般レベルは難易度も低めですので、まだお持ちでない方はぜひMOS資格試験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。