コンピュータウィルスの種類と予防・駆除方法

【簡単解説】コンピューターウィルスの種類と予防・駆除方法

今回は今流行しているコロナウイルスの影響で在宅勤務が増えてる中、会議アプリの脆弱性に問題があるというニュースも見られ、自分も気を付けなければいけないと思いウイルスの種類や感染経路・予防対策や駆除の仕方など調べてみました!

現在ITパスポートの取得を目指していることもあるので勉強したことを定着させる意味も込めてシェアしたいと思います!

マルウェアとは?

マルウェアとは日本語に略すと悪意のソフトウェアという意味になり、ファイルからファイルへと感染を拡大させていく。

他にも、トロイの木馬ワーム、というものがあるのでそれらについて解説していきます。

ウイルスの種類

コンピュータウイルス

特徴:自己感染機能を持っている

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)によると、コンピュータウイルスとは、第三者のプログラムやデータベースに対して意図的に何らかの被害を及ぼすように作られたプログラム

つまり、個人情報や企業の内部情報等の入手、金銭目的なものから愉快犯的なものまで様々なウイルスが存在している。

トロイの木馬

特徴:症状が無く気づかない間にデータが盗まれる

トロイの木馬とは、気づかれやすいウイルスだとすぐに対策されてしまうため、一見有用なアプリやサイトなどを装い利用者に気づかれないようにデータを盗み出すマルウェアの一種。

ワーム

特徴:爆発的な勢いで感染拡大する

ワームとは自ら自分を複製し他のデバイスで自動的に感染を拡大していくため、見つけるのは容易だが気づいた時にはダメージが大きくなっている可能性があるため最大で380億ドル(約3兆8000億円)も被害額を出したワームもある。

コンピューターウィルスの感染経路

これまでは海外のアダルトサイトやアンダーグラウンドなサイトで感染することが多かったが、最近ではWeb広告の普及からWeb広告の中にまぎれこませたり、有名な企業の広告のように見せかけクリックさせることで感染する事例が増えている。

また、Web上だけではなくUSBメモリーやLANケーブル、ファイルのダウンロードによる感染も多く見られており、今やビジネスに必要不可欠になっている電子メールによる情報漏洩やウィルス感染などのトラブルは増加傾向にある。(下図参照)

JNSAが公開している情報漏洩についての経年変化をまとめたグラフ

参照:NPO日本ネットワークセキュリティ協会 報告書・公開資料  

予防対策

ここでは発見方法・駆除の方法・予防対策について書いていきます。

発見方法

ウイルスの発見・駆除・予防についてはNorton Internet Securityやウイルスバスターなどセキュリティ(ウイルス)対策ソフトを導入するのが一般的ですが、導入する前に初期設定で導入されている場合もあるので、確認しましょう。

また、セキュリティ対策ソフトのアップデートを放っておくのは危険です。
アップデートはセキュリティ強化・進化し続けるコンピュータウィルスに対応するために行われているため、自動更新にしておくか更新通知がきたら速やかにアップデートを行いましょう。

ウィルスソフトの導入確認方法

コントロールパネルを開く
→システムとセキュリティ(表示方法が「大きいアイコン」または「小さいアイコン」の場合は、「アクションセンター」アイコンをクリックします。)
→セキュリティ項目があるのでそこを確認するとセキュリティソフトが導入されているか、又はウイルスが検出されているかを確認することができます。

駆除の方法

この項目ではウイルスに感染してしまった場合の駆除の方法について書いていきます。

駆除の方法についてはパソコンの操作に慣れている人とそうではない人とがいる為それぞれにあったやり方で駆除をしたほうがいいです。
誤って操作をしてしまうとウイルスが駆除できても正常にパソコンが動作しなくなってしまう可能性もあるので、段階を2つに分けて書きます。

パソコンに関する知識が殆どなくネットサーフィンでしかパソコンを使用しない場合

・LANケーブルやUSBなど接続機器を全て外し、業者に連絡する

コンピューターウィルスは操作をしていなくても裏側で活動し、USBなどの接続機器やインターネットを通じて感染領域を拡大していきます。
まずはパソコンとインターネット回線を切断、接続機器を全て外すことが重要です。
パソコンの知識がない状態でご自身で対処しようとすると、必要なファイルを削除、感染を拡大させ状況が悪化する可能性が高いので速やかに専門業者に対処してもらうのが賢明でしょう。

パソコンを普段から利用しエクスプローラーも触ったことがある場合

・LANケーブルやUSBなど接続機器を全て外し、感染拡大を防ぐ
・ウイルスソフトの更新
・ファイルをバックアップし初期化してみる
・OSの再インストール

最後に

予防対策の方法はウイルスバスターなどのセキュリティ対策ソフトを導入するほか、あらかじめデータをバックアップしておき、ウイルスによってデータの改ざんが起きてもても困らないような状態にする。

又は、セキュリティ対策ソフトを定期的に更新・アップデートしておくなど方法はありますが、コロナウイルスのように常に警戒しウイルスに対しての情報を頭に入れておくことが一番対策につながると思います。
これを機会に感染防止・ウイルスの対策に一人一人が力を入れていただけると幸いです。ありがとうございました。

作者情報

寒いのが嫌いな道産子。夢はホテルライクな内装の部屋で仕事すること。趣味はダーツ。